英国アストンマーティンはジュネーブモーターショーにて、ハイラグジュアリーGT「DBXコンセプト」をはじめ、サーキット専用のニューモデル「Vulcan」、ロードカー「Vantage GT3スペシャルエディション」などを発表している。
「DBXコンセプト」は、アストンマーティンが考える「可能性の美学」を表現するモデルとして公開された。「一部の方々にはチャレンジングである、あるいは革命的だと映るかもしれませんが、SFカーではありません。アストンマーティンが将来的にDBXのような製品をお届けすることを確認いたします」として、市販の可能性を示唆している。
アストンマーティンのCEO、アンディ・パーマー氏は、「本年のジュネーブショーは、アストンマーティン社内でいままさに起ころうとしている革命を皆様にお知らせする初の機会です。我々はその革命を『第2世紀』と呼んでいます」と述べた。
具体的には、シンガポールにアジア太平洋地域を統括する新しいオフィスを、日本には新たな現地法人をそれぞれ開設し、地域オフィス体制を強化するという。また、フランクフルトの地域ヘッドクオーターズを通じ、ヨーロッパにおけるブランド・プレゼンスの向上も図る。
さらに、すでに好評を博しているビスポーク・パーソナリゼーション・サービスである「Q by Aston Martin」を拡充し、スペシャル・プロダクト部門との一体化を図る。この新ビジネスユニットは、唯一無二のインテリアの創造はもちろん、次期ジェームズ・ボンド映画に登場する「DB10」の製作も担当するとのこと。