この春から新社会人となる皆様、そろそろ新生活の準備に入る時期ですが、いかがお過ごしでしょう? 新しい生活のサポートに、iPhone/iPadを活用したいところ。ということで、新社会人力をアップするのに使えるアプリ、iOSの便利な機能を前後編に分けて紹介していきます。

家計簿使うより楽に! 資産管理アプリを利用しよう

引越しなどで何かと出費も増えるこの時期、支出の把握や預金高管理はしっかりしておきたいところです。そこでお勧めなアプリを2つピックアップ。資産管理アプリ『Moneytree』と『moni』です。ともにiOS版アプリのみで提供されています。

『Moneytree』は、金融機関の口座を一度登録するだけで、複数の預金残高やカード使用額を同一画面上で確認できます。クラウドコンピューティングを利用しているので、iPhone/iPadだけでなく、サーバー上にもデータを保存してくれます。高度で強固なセキュリティシステムを導入しているので安全に利用できるところも嬉しいですね。各種ポイントカードの管理にも対応しています。

moni

『moni』は、収入は緑、支出は赤のボタンを押して資産の増減を入力し、管理するアプリです。現金、銀行貯金、クレジットカードなど、項目別にお金の出入りを管理して、現在の資産がいくらあるのかを簡単にチェックできます。パスワードを入れないとアプリを起動できないようになっているので、こちらも他人に資産状況を覗かれる心配はありません。

Touch IDで大切な情報の漏洩を防ぐ!

指紋認証機能のTouch ID

資産管理アプリを入れていても入れていなくても、iPhone/iPadのセキュリティーはしっかりしておきたいですね。もともとiPhone/iPadのセキュリティーは堅固なのですが、指紋認証機能のTouch IDを使って、磐石にしておきましょう。Touch IDが使えるのはiPhoneは、iPhone 5s/6/6 Plus、iPadは、iPad Air 2/iPad mini 3となっています。最新モデルはやはり心強く安心ですね。それら以前のモデルでも、パスコード機能を使用できますが、Touch IDでは、指紋をパスコードとして利用できます。

Touch IDでは、デバイスのホームボタンにタッチするだけで、センサーが指紋を読み取り、ロックを自動的に解除してくれます。登録した指紋の画像はどこにも保存されることはなく、その代わりに、解析して復元することができない数値情報に変換されます。この数値情報は、iPhoneのチップの中にあるSecure Enclaveにという場所に保存され、iOSやほかのアプリからアクセスされることも、Appleのサーバやほかの場所にバックアップされることもありません。ロックを解除する以外に、iTunes Store、App Store、iBooks Storeでの購入時、Touch IDを使うことができます。わずらわしい操作無しに使えるので、暗証番号の入力が面倒だと感じたら、ぜひ試してみてください。簡単かつ、安全にiPhone/iPadが使えるようになります。

クリエイティビティを求められる場面にもiPhone/iPad

自己紹介のプレゼンを作ったり、歓送迎会のカードや色紙のデザイン案を考えたりする機会も多いのではないでしょうか。ある種のセンスを問われる時期でもあるかも。そんな時のために簡単にカッコよく作れるアプリをピックアップしてみました。

Paper by FiftyThree』は、5種類のペンとパレット、消しゴムを使ってスケッチが描けるアプリです。新しいオフィスや部屋のレイアウト、企画書の作成など、様々な場面で活躍してくれます。アプリ内で、アイディアや作成したものを共有できる「MIX」というコミュニティーサービスが利用できます。これを使うと、煮詰まってしまった制作物を他のユーザーが仕上げてくれたりといったこともあるようです。

Keynote

Keynote』 はアップル純正のプレゼンテーションアプリ。アニメーション効果をつけたグラフやトランジションを用いたプレゼンテーションデータを作成できます。用意されているテンプレートが豊富で、格好良いプレゼン資料が誰でも簡単に作れます。2013年9月1日以降にアクティベートしたiOS端末なら、無料でダウンロードできます(32GB以上のモデルのiPad Air 2/iPad mini 3ならプリインストールされています)。

iCloud DriveとHandoffを使ってスマートにデータを管理

作成したプレゼン資料や画像のデータはiCloud Driveに格納して管理するのが便利です。保存したデータは、iOSデバイス、Mac、Windows PC、Webからアクセスができ、異なるアプリから同一のファイルにアクセスすることも可能です。iCloudはiOSデバイスのバックアップや一部のファイル共有でしか利用できませんでしたが、iCloud Driveではもっとフレキシブルに使うことができます。作成したフォルダや保存したファイルを他のユーザーとシェアすることも可能なので、ビジネスでデータの引き継ぎが必要な時などに重宝します。

OS X YosemiteをインストールしたMac(Bluetooth LEを搭載したモデル)を使っているなら、iOS機器との連携がもっと楽になります。Macで書き始めたレポートの続きをiPadで書いたり、iPhoneで書き始めたメールの続きをMacで書いたりできるHandoffがその機能。利用しているMacとiOSデバイスがお互い近くにあれば、一方のデバイスで行っている作業を、もう一方のデバイスに自動的に作業を引き継ぐことができます。急いで出かけなければならない時、移動中に作業の続きが行えるのでとっても便利。使っているすべてのデバイスが同じiCloudアカウントにサインインしていればあらゆることが自動で引き継がれます。Handoffは、メール、Safari、Pages、Numbers、Keynote、マップ、メッセージ、リマインダー、カレンダー、連絡先といったアプリで利用できるほか、サードパーティのアプリでも対応しているものがあります。

後編では名刺管理に便利なアプリ、健康管理に使えるアプリなどを紹介していきます。iPhone/iPadをもっと活用して、新しい生活に備えましょう!

(提供:iPad iPhone Wire)