厚生労働省は4日、2014年12月分の被保護者調査の結果を発表した。それによると、12月時点の生活保護受給世帯は前月比3,296世帯増の161万8,196世帯となり、過去最多を更新した。増加は2カ月ぶり。前年同月比では1.3%増加した。

被保護世帯数(各月間)と対前年同月伸び率(出典:厚生労働省Webサイト)

生活保護受給者数も前月比3,388人増の217万161人と2カ月ぶりに増え、過去2番目の多さとなった。前年同月比では0.1%増加した。

世帯別に見ると、高齢者世帯(男女とも65歳以上の世帯、またはこれらに18歳未満の未婚者が加わった世帯)が全体の約48%に当たる76万4,693世帯(前月76万2,678世帯)でトップ。以下、働ける世帯を含むその他の世帯が27万9,536世帯(同27万9,404世帯)、傷病者世帯が26万8,247世帯(同26万7,940世帯)、障害者世帯が18万8,143世帯(同18万7,517世帯)、母子世帯が10万9,250世帯(同10万8,971世帯)と続いた。