春の足音が近づいてくる3月は、スギ花粉が本格的に飛び交うシーズンだ。アレルギー症状を持つ人は、この時期に本当に苦労するが、一体どれぐらい日常生活に支障が出ているのだろうか。花粉症に悩むマイナビニュース会員300人に、どのようなアレルギー症状が出るのか、またその程度はどれほどなのかを聞いてみたので紹介しよう。
Q.あなたの花粉症の具体的な症状とその症状の程度について教えてください
1位 目がかゆくなる(72.3%)
2位 鼻水が出る(66.0%)
3位 くしゃみが出る(47.3%)
4位 鼻がつまる(42.7%)
5位 目が充血する(23.3%)
■目がかゆくなる
・「視界が悪くなり運転ができなくなる」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「鼻水がひどくて窒息死しそうになる。目のかゆみもひどくて、ぶっちゃけ生きているのがつらくなる」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「とにかく目薬がないと死ぬ」(24歳女性/不動産/事務系専門職)
・「目が開けられなくなってしまう」(28歳男性/情報・IT/技術職)
■鼻水が出る
・「度々鼻水が出るので、もうハンカチで鼻をかんでいる」(35歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「夜、鼻づまりで呼吸困難になって、死にそうになる」(50歳以上男性/警備・メンテナンス/技術職)
・「鼻をかみ過ぎて鼻血が出て、我慢すると鼻水がたれ流れるの悪循環になる」(44歳男性/情報・IT/技術職)
■くしゃみが出る
・「くしゃみは一日に20~30回は出ます。また鼻水もよく出るので、1週間でティッシュ1箱は必ずなくなります」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「鼻水が一日中でて、箱ティッシュが手放せない。くしゃみ10連発くらいはあたりまえ。くしゃみのしすぎでくらくらする、体力を消耗する」(22歳女性/その他/その他)
・「くしゃみ32連発が最高記録」(23歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)
■鼻がつまる
・「鼻水が垂れてくるので、鼻栓してマスクをしている」(27歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「鼻が詰まって眠る時に口呼吸になってしまい、口がカラカラに乾燥する」(32歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「鼻が大変なことになる。マスクの中が鼻水だらけになったことがある」(34歳女性/小売店 /販売職・サービス系)
■目が充血する
・「鼻水とくしゃみが止まらなくなり、目からも涙が出て充血してくる。本当にきつい」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「目:かゆみでこすりすぎて毛細血管が切れ、白目が真っ赤になる。鼻:夜、息苦しくてたびたび目が覚める」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)
■総評
結果は「目がかゆくなる」が7割以上の票を集めて1位となった。「とにかくひたすらかゆい」という症状を訴える人が多く、「コンタクトが使い物にならない」(31歳女性/その他/事務系専門職)と、コンタクトレンズをしていられないという意見を寄せた人も散見された。ひどいケースになると「目を開けていられない」という声もあった。2位は3人に2人が該当した「鼻水が出る」。マスクをした上で、周囲にばれないように鼻栓をしたり、ティッシュを詰めたりすることで、アレルギー症状と戦っている人が多かった。また、ティッシュの箱も一日から数日で使い切ってしまうため、ティッシュ代もバカにできないようだ。
3位は「くしゃみが出る」がランクインした。一日に数十回のくしゃみをしているという意見もあまたみられ、その深刻さがうかがえた。4位は「鼻がつまる」で、鼻づまりが気になるあまり、寝られないもしくは仕事に集中できないという意見が寄せられた。5位は「目が充血する」が入った。また、6位以下は「目から涙が出る」(20.7%)、「のどが痛くなる」(14.7%)、「肌がかゆくなる(荒れる)」(13.7%)が並んだ。
花粉症は、人によってその症状や程度もさまざまだ。症状を和らげるには、とにかく花粉を吸い込まないことが大切。できる限りの予防策をとるようにして、少しでもつらくない日々を送るようにしよう。
調査時期: 2015年1月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性117名 女性183名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート