国内で広く展開しているファストフードチェーン・ケンタッキーフライドチキン。ふっくらジューシーでスパイスのきいたチキンや、そのチキンなどを用いたボリュームのあるサンドなどで私たちの胃袋を満たしてくれている。
ランチやディナーなどの日常使いはもちろん、ホームパーティーといった「スペシャルな日」でも重宝できるケンタッキーだが、その一つひとつのメニューを気にしたことはあるだろうか。
肉類の中では比較的低カロリーな鶏肉を使用しているメニューが主流とはいえ、揚げてあるものが多い。そのため、食べ過ぎれば思いもよらぬハイカロリーにつながる可能性もある。
そこで今回は、ケンタッキーフライドチキンのホームページ内にある「ケンタッキーフライドチキン栄養成分表」に記載されている各メニューのカロリーを参考に、同店のメニューの中から、1商品あたりのカロリーが多いトップ7を紹介する。なお、メニューは2015年2月末時点で紹介されているものを対象とし、限定店舗および「鶏から亭」のメニューは対象外とした。
1位: 「プレミアムローストチキン」(1,652kcal)
2位: 「スモークチキン(スタンダードとパストラミ)」(722kcal)
3位: 「グラサージュショコラ」(721kcal)
4位: 「クッキー&クリーム」(532kcal)
5位: 「和風チキンカツサンド」(483kcal)
6位: 「カーネルクラシックサンド」(481kcal)
7位: 「ごちそうタルタルのフィッシュサンド」(477kcal)
結果は、味わい深い国内産銘柄鶏「五穀味鶏」を1羽丸ごと使い、じっくりとローストしたクリスマス限定の「プレミアムローストチキン」が圧倒的カロリーで1位に輝いた。同じく2位と3位にも、クリスマスシーズンの限定メニューが入った。
4位には、ビスケットなどの食感が楽しめる飲むスイーツ「Krushers」シリーズの「クッキー&クリーム」がランクイン。そして5位以下に、主食系のサンドメニューが3品並ぶというラインアップになった。ちなみに、看板メニューとも言うべき存在「オリジナルチキン」は237kcalだった(栄養成分表の数値は配合に基づいた標準値で、数値には誤差が出る場合がある)。
日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要によると、「プレミアムローストチキン」は18~29歳の身体活動レベルが低い女性の一日の推定エネルギー必要量(1,650kcal)とほぼ等しい。さすがに女性一人で1羽のローストチキンをたいらげるということはめったにないだろうが、主食の「和風チキンカツサンド」にドリンクとして「クッキー&クリーム」をプラスすると 、それだけで1,000kcalを超えてしまう。この組み合わせだと、同条件の女性ならば一日に必要とされるエネルギーの約3分の2を1食で摂取してしまうことになるため、注意が必要だ。
ファストフード店に入るといろいろなメニューに目移りし、ついつい頼みすぎてしまう人もいるだろう。ただ、食事から得られるカロリーを把握することは、自身の体調管理にもつながる。4月からの新生活を迎えるにあたり、気分新たにダイエットに励もうとする人がいるならば、まずは自分の食事の摂取カロリーを知るところから始めてみてはいかがだろうか。
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