数多くの候補から自分好みのものを選択できるAndroidデバイス。高度なカスタマイズが可能なことも魅力であり強みです。しかし、その反面、わかりにくさを指摘されることもあります。ここではそんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『ロック解除の「パターン」を忘れてしまいました……!』という質問に答えます。

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Android OSには、ロック画面の解除方法として「パターン認証」が用意されています。パスワードやPINコードも選択できますが、自分が決めた順番にドットをなぞるパターン認証のほうが直感的に操作できます。指紋認証と比べても、指先のコンディションに影響されないという点では有利です。

一見するとなぞる順序が少なそうに見えますが、最大で約38万9千とおりものパターンが存在します。アルファベット3文字のパスワードと同レベルのセキュリティが実現できるうえ、連続5回ミスすると以降30秒はパターンを入力できない仕様のため、破ることはそう容易ではありません。

パターンは「4つ以上のドットを通ること」と「1つのドットを通過できるのは1度だけ」、「途中で指を離してはいけない(一筆書きになること)」というルールのもと設定できます。ドットは9つしかありませんが、約38万9千通りあるわけですから、あまり複雑なものにしないことがポイントです。

パターンを忘れてしまった場合には、わざと連続5回ミスして「パターンを忘れた場合」ボタンを表示させます。事前にGoogleアカウントを登録していることが大前提ですが、このボタンをタップしGoogleアカウントを入力すると、パターンを再登録する画面が現れます。

なお、この方法以外にも「Androidデバイスマネージャー」を使う方法や、Google Playで配布されているサードパーティー製アプリを使う方法があります。忘れてしまうと初期化せざるをえないパスワード/PINコードに比べると、対処しやすいといえるでしょう。

ロック解除の「パターン」を忘れてしまった場合、わざと連続5回ミスしてパターンの再登録を行います