住宅金融支援機構は2日、2015年3月の長期固定型住宅ローン「フラット35」(買取型)の適用金利を発表した。それによると、借入期間が21年以上35年以下の場合の金利は最も低いもので年1.47%となり、11カ月ぶりに上昇した。前月より0.10%上昇した。

借入期間が21年以上35年以下で融資率が9割以下の場合の金利は、年1.47~2.09%(前月1.37~2.09%)。最も多くの取扱金融機関が提供する最頻金利は年1.47%(同1.37%)で、11カ月ぶりに上昇した。

フラット35 融資金利の推移(平成26年2月~平成27年3月)[融資率:9割以下]

借入期間が20年以下で融資率が9割以下の場合の金利は、年1.20~1.82%(前月1.10~1.92%)。最も低い金利は年1.20%(同1.10%)と、13カ月ぶりに上昇した。最頻金利も年1.20%(同1.10%)と、13カ月ぶりに上昇した。

「フラット35」は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している長期固定金利住宅ローン。最長で35年、金利が固定されるほか、保証料・繰上返済手数料が無料といったメリットがある。