楽天リサーチは2月27日、「『北陸新幹線開業』に関するインターネット調査結果」を発表した。同調査では、2月10日~12日に全国の20代~30代の男女1,000人を対象として、3月14日に開業される北陸新幹線に関するアンケートを実施した。

「重要であると考える新幹線の設備やサービス」

「重要であると考える新幹線の設備やサービス」を聞いたところ、1位は「乗り心地の良さ(揺れや、騒音の防止等)」(54.2%)で、2位「安全性(防犯カメラ設置等)」(44.2%)、3位「座席の広さ」(35.4%)となった。

「新幹線の設備やサービス」に関する回答選択肢9項目のうち、「全席、電源コンセントの配備」を除く8項目において、女性の方が男性より「重要である」と答えた人が多く、求める水準が高いことが明らかになった。中でも「トイレの快適さ」(男性24.6%、女性40.2%)と「安全性(防犯カメラ設置等)」(男性36.4%、女性52.0%)については、ともに女性の方が男性より15.6ポイント高く、より重要視していることがわかった。

また、「乗務員のサービスの良さ」「駅弁」「車内販売」「プレミアムシート(ファーストクラスのような特別席)」の4項目においては、40代女性が他の性別・年代に比べ、「重要である」と考えている割合が多かった。

ほかにも、「全席、電源コンセントの配備」については20代が最も重要視しているが(36.5%)、年代が上がるにつれてその重要度は下がり、60代では7.0%だった。なお同項目は、唯一男性(20.8%)が女性(19.4%)よりも「重要である」と考えている設備でもある。

「重要であると考える新幹線の設備やサービス」性・年代別の結果

「北陸新幹線沿線付近の観光スポットのうち、新幹線開業後に行ってみたい場所」を訪問経験の有無を問わずたずねたころ、「兼六園」(40.3%)が最多で、後には「黒部ダム」(36.4%)、「白川郷合掌造り集落」(30.3%)と続いた。北陸各県に5回以上訪れたことのある人に同様の質問をしたところ、1位は同じく「兼六園」(83.4%)であったが、2位以下は「立山黒部アルペンルート」(78.5%)、「上高地」(77.8%)となった。

「北陸新幹線沿線付近の観光スポットのうち、新幹線開業後に行ってみたい場所」

北陸各県に5回以上訪れたことのある人の回答結果」

「北陸各県を代表するもので、食べてみたい / 飲んでみたいと思うもの」を富山県・石川県・福井県別に聞いたところ、各県ともに海産物が上位にあがった。富山県は「ベニズワイガニ」(30.6%)が1位で、次いで「氷見ブリ」(29.6%)、「ホタルイカ」(24.6%)となり、石川県では「のどぐろ」(37.0%)が最多で「寒ぶり」(30.0%)、「能登牛」(28.4%)と続いた。福井県では「越前がに」(49.0%)が1位となり、後には「越前うに」(26.3%)、「若狭ふぐ」(21.8%)と続いた。

また、B級グルメも上位となり、富山県では8位に「ブラックラーメン」(14.0%)、石川県では5位に「金沢カレー」(16.0%)、福井県では4位に「ソースカツ丼」(20.7%)がランクインした。

B級グルメもランクインの「北陸各県を代表するもので、食べてみたい / 飲んでみたいと思うもの」