ドイツ・アウディはジュネーブモーターショーにて、アヴァントの哲学に新しい解釈をもたらすコンセプトモデル「prologue Avant Show Car」を出展する。全長5mを超えるボディに455PSのハイパワーエンジンを搭載する。
このコンセプトモデルは、アウディが昨年11月のロサンゼルスモーターショーで発表した「prologue Concept car」の派生モデルとなる。スポーティでエレガントなデザイン、機能性が高くモバイル環境も万全に整えられた、アヴァントモデルの未来像を提案するモデルといえる。
ボディは全長5.11m、全幅1.97mと大型で、ラグジュアリークラスのモデルと位置づけられている。コンセプトモデルでありながら量産モデルに近いメカニズムを採用しており、パワーユニットは「Q7 e tron クワトロ」のプラグインハイブリッドを搭載。そのシステムパワーは455PSにまで高められ、0-100km/h加速は5.1秒。電動モーターのみでの航続距離は54kmとなっている。
エクステリアデザインも従来のアウディとは一線を画するもので、張りのある表面とシャープなエッジで構成され、鍛えられたアスリートのような雰囲気となっている。アウディのアイデンティティにもなっているシングルフレームグリルは非常にワイドで存在感を増し、しかも低い位置に取り付けられている。対照的にヘッドライトはコンパクトだ。
リアビューはルーフラインから連続的に続くDピラーと、その下端が溶け込んでいくボディショルダー特徴的。LEDのリヤランプは彫刻のような3Dガラスでできており、その奥深くにストップランプがある。これが点灯すると、見る者のほうに近づいているように見えるという。