「彼の仕事が忙しすぎて、連絡すらなかなか取れない状況です」
筆者は仕事で恋愛相談を受けていますが、交際前後に関わらず、こうした女性からのお悩みが頻繁に寄せられます。あまりにも連絡が来ない、会う頻度も少ないために、交際前であれば今のまま好きでいていいのか、交際後であればこのままの関係では不安だと彼女たちは言うのです。
不安になると、本来の自分らしさが発揮しづらくなるもの。つい我慢できずに伝えてしまった言葉がきっかけで、相手との距離がますます離れてしまう場合もあります。今回は、多忙な彼が好きな女性向けに、NGワード4つをご紹介します。
■LINEやメールの最後に「返事待ってるね」と書き添える
返事を強制されている雰囲気にあふれているため、このメッセージを受け取った相手はプレッシャーを感じます。LINEやメールを送ったら、返事を待っているのは書かなくても相手にはわかっていること。それをあえて文字にしてしまうことで、相手が圧力を感じてしまうのです。
多忙な彼にこのメッセージを送っても、そっけない返事が返ってくるか、スルーされてしまう確率が高め。返事を送りたくなるような「内容」に気を配ったほうが賢明です。
■「本当に仕事なの?」
あまりにも連絡が取れないor会うことすらできない不満が満タンになると、こういった言葉を口に出しそうになるかもしれません。ですが、この言葉はグッと堪えて我慢するのが吉。自分が本当に仕事中だった時間帯に言われたときを想像すれば、これがどんなに愚問か把握できるはずです。
しかも、「……仕事だけど?」と返されるだけで、もっと連絡を取りたい、会いたいという女性側の気持ちが考慮される話し合いまでには発展しづらく、ケンカになりやすいのもこの言葉の欠点です。
■「会って話がしたいの」
会って話をする=それなりに時間と体力を要すると、言われた相手は判断します。彼女がこんな悲痛な思いを言葉にしたら、本来は叶えてあげるのが恋人の役目ですが、多忙な彼はそれすらする時間を作り出せない場合があります。「会って話がしたい」ではなく、「会いたい」程度にとどめておいたほうがいいでしょう。
■「普通は連絡ぐらいできるよね」
女性側が我慢の限界を超えたときについ、発してしまう言葉。確かに連絡頻度が少なすぎる彼に問題があるかもしれませんが、「普通」というのは女性側にとっての感覚です。それを「普通は」と強調すると、「一般的には」という言い方に変換されてしまうため、キレているように受け止められてしまうこともあるのです。
以上、多忙な彼に言ってはいけないNGワード4つをお伝えしました。こういった相談を受けた際、いつも返事に記載している言葉があります。それは、「結婚前(あるいは交際前)からそこまであなたを不安にさせる彼で、あなた自身は本当に幸せになれますか?」。
多忙すぎる彼に片思いしていたり交際中の人は、彼と一緒にいると本心から心が満たされるのか、一度考えてみるといいかもしれませんね。交際中であれば、そんな多忙な彼を支え続ける覚悟があるか否かも、自分自身に確認してみてください。
※写真と本文は関係ありません
著者プロフィール
内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。2,000人以上の人物取材の経験で磨かれた、鋭い洞察力が武器。著書は『恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80』(講談社)。無料のメール恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い。相談を休止中の場合もあるので詳細はブログまで。恋愛コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『ばらいろダンディ』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌にも多数出演。