ソフトバンクモバイルは25日、直近3日間で1GBの高速通信を利用した際の通信制限を一部撤廃した。NTTドコモ、KDDI(au)はすでに、撤廃や緩和を発表していることから、3キャリアが3日間1GBの通信制限を変更したことになる。本稿では、各キャリアの状況についてまとめて紹介する。

3キャリア3日間で1GBの高速通信を利用した際の通信制限状況
キャリア 状況 対象プラン 備考
NTTドコモ 一部撤廃 Xi FOMA契約者は従来通り
KDDI(au) 緩和 4G/LTE、WiMAX 2+、3G通信 「1GB以上」の利用から「3GB以上」に
ソフトバンク 一部撤廃 スマ放題 ホワイトプラン契約者は従来通り

NTTドコモ

ドコモは、「Xi」の契約者に対し、2014年12月22日をもって撤廃している。なお、FOMA契約者については従来通り、直近3日間で300万パケットを利用すると通信が低速化する通信制限が設けられている。

撤廃について同社広報部は「Xiエリアの拡充が進み、ユーザーが快適に利用できる環境整備が整ったため」と説明している。

「Xiパケ・ホーダイfor iPhone」などの提供条件書から「直近3日間の利用データ量に応じた通信制限」についての記載が削除されている

au

KDDIは、4G/LTE、WiMAX 2+、3G通信の契約者に対し、2015年2月1日を持って直近3日間で「1GB以上」の利用から「3GB以上」の利用に緩和している。

通信制限を緩和したことについて同社広報部は、「お客さまの通信の利用状況を踏まえ、平等に通信を利用していただくために緩和した」と回答している。

料金プランを紹介するページでは、通信制限について直近3日間で3GB以上の利用となっている

ソフトバンクモバイル

ソフトバンクは、新料金プラン「スマ放題」の契約者に対し2015年2月25日をもって撤廃している。対象となるのは、「スマ放題」の「データ定額パック」契約者のみであり、旧料金プランである「ホワイトプラン」の「パケットし放題フラット for 4G LTE」などの契約者に対しては、従来通り直近3日間で1GBの通信制限がかかる。

通信制限を一部撤廃した理由について同社広報部は、「ネットワークの状況を見つつ、一部撤廃しても大丈夫だろうという結論に至った」と説明し、旧料金プランの通信制限についても、「今後もネットワークの状況を見つつ検討してきたい」としている。

旧料金プランである「パケットし放題フラット for 4G LTE」などは従来通り

(記事提供: AndroWire編集部)