整体師の大山奏です。筋力トレーニングで重要なことは、どこを鍛えているのかを意識することです。もちろんバーベルやダンベル、その他の機器があるほうが鍛えやすい場合も多いですが、意識をするだけでも負荷は十分にかけられます。
そこで今回は、鍛えている筋肉を意識する練習にもなる肩周りのインナーマッスルトレーニングをご紹介します。
両脚を肩幅の2倍くらいに開いて立った状態からスタートします。手のひらを上にしながら両腕を横に持ち上げ、手のひらを下にして両腕を腿に下ろします。
両腕を肩と同じ高さにまで上げてから下げる
しっかりと立った状態で、自分の中心に重心があることを確認します。手のひらを上にして、ゆっくりと呼吸を吐きながら両腕を横に上げていきます。
両腕が肩と同じ高さまで来たら、いったんしっかりストップします。このときに肩甲骨はしっかり寄っていますか? 肩甲骨周りの筋肉を感じながら、手のひらを下向きに返し、腕をゆっくりと下げていきます。
手の位置が高すぎたり低すぎたりするのはNG
ポイントとして気をつけたいのが、手を上げる位置です。ちょうど肩と同じ高さまで上げるようにしましょう。両腕の高さがずれていないか、鏡などでチェックしながら行えるとさらにGOODです。
肘にはあまり力を入れすぎず、肩甲骨を動かしているという意識を持ってください。上げるときも下ろすときも、ゆっくり呼吸に合わせて行います。
意識を向けた状態で10回×2セットを
回数は10回×2セットくらいでOKです。ただしこれは、きちんと筋肉に意識を向けていられた場合のみです。試しに、何も考えずに両腕を身体の横に上げてみてください。腕の力は少しいるかもしれませんが、肩を鍛えているという感覚にはならないのではないでしょうか?
一回一回を集中して行えば行うほど、筋トレは効果がアップします。どんな筋トレでも、効かせたい部分を強く意識することの重要性は同じです。
長い時間をかけて多くのトレーニングをすることも大切ですが、短い時間でいかに筋肉をつけるのかを考えながら行うと、効率がアップしますよ!
筆者プロフィール: 大山 奏(おおやま かなで)
スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログ「ひよっこライター大山奏」では、日々の出来事を思うままにつづっている。また、これまでのさまざまなストレッチをまとめた電子書籍も販売中。