電通は26日、2016年卒業の学生を対象とした採用サイト「DENTSU RECRUIT 2016」をオープンした
社員が楽しんでいるところを見てほしい
学生を対象にした就職人気企業ランキングで毎年上位に入る同社。採用サイトについて、「目指したのは、電通のリアルです。今年の採用キャッチコピーである『答えがないから、電通がある。』を、多種多様な社員、そして取り組んだ事例を通して感じてもらえたらと思い、設計していきました」とコメントしている。
トップページ「電通ショーケース」では、「『進撃の巨人』展の企画・運営」「『角ハイボール』キャンペーン」「『ワールド・ベースボール・クラシック』の立ち上げ」など、同社と社員が携わったプロジェクトを一覧で掲載。社員それぞれが企画立案の難しさや成功後の達成感などを熱く語っている。
「事例紹介では、主に答えのないところから、必死にまわりを巻き込んで形にしていった事例を紹介しています。学生の皆さんが初めて知る事例もあるかもしれません。ただ、全てゼロから自分たちでつくっていった事例です。少しでもプロジェクトストーリーを読んで、答えをつくるワクワクを感じてもらえたらと思います。また、各事例は電通なりの答えでしかありません。
自分だったら、その課題に対してどんな答えをつくるか? そこまで考えてみても良いかもしれません。激務、と言われている電通ではありますが、答えのなかった事例、そしてそんな事例に取り組むことを楽しんでいる社員をショーケースから選んで、楽しみながら見てほしいな、と思います」(同社 採用部)
100人の社員紹介も
「社員紹介」には、社員100名が登場。それぞれのキャリア、「電通の好きなところ・嫌いなところ」をはじめとするQ&A、オン・オフの過ごし方等を写真付きで紹介した。ページ上部には、「職種」「学部系統」「新任配属部署」「年次」で社員を絞り込み検索する機能を備えている。
「社員紹介では、答えのない課題にもがきながら取り組んでいる、百人百様の電通社員をOB訪問感覚で見てもらえるようにしています。今までの大失敗や、電通の好きなところ嫌いなところを社員に聞くことで、より電通社員を身近に感じてもらえるようにしました。
さらに、1人ひとり異なるキャリアパスも見ていただけます。配属がどこになるかわからなくて不安、という学生も多くいると思いますが、電通で活躍する社員は、まず自分が配属された場所で答えのない中、自発的に取り組んでいった結果、今があるのだと、社員検索をしながら感じてもらえると思います」(同社 採用部)
代表取締役社長執行役員 石井直氏は採用ページで、「ひとつの課題解決を超えて、世の中の新しい活力や希望を生み出していく。数多くの仕事のひとつひとつに、そうした可能性が秘められているのが電通という会社です」と学生に語りかけている。
3月6日からは、学生から課題の回答を募り、最優秀案に賞品をプレゼントする「未来創造グランプリ」を開催する予定。