東芝は26日、女子プロゴルファーの豊永志帆選手と堀琴音選手の東芝所属契約記者発表会を行なった。

左から、女子プロゴルファーの豊永志帆選手、東芝 取締役代表執行役社長の田中久雄氏、堀琴音選手

同社ではエネルギー、ストレージ、ヘルスケアという3つの領域を経営の柱と考え、世界中の人々が「安心、安全、快適に」暮らせるヒューマン・スマート・コミュニティの実現を目指している。そのために、東芝ならではの技術や製品、サービスを掛け合わせることで、新たな価値をもたらす技術や価値を、生命・生活とテクノロジーをあわせた「lifenology」という造語で表しているという。

今回、契約を締結した両選手についても、ゴルフ競技生活のサポートはもちろん、東芝の柱として展開するヘルスケア領域の側面からも支援。リストバンド型活動量計「アクティバンド(Actiband)」を用いた、活動・睡眠・食事のトータル管理をはじめとする健康サポートも行なっていく。

同発表会に参加した、同社の取締役代表執行役社長の田中久雄氏は「ゴルフに対するひたむきな姿勢と人間性、健康的なイメージ、そして、その実力と将来性に期待したい」と両選手との契約締結の理由を話した。両選手は、今シーズンから「TOSHIBA」のロゴが入ったウェアやキャップ、キャディバッグなどを使用していく。

両選手とも、狙うは優勝

「最低でも2勝したい。限られた試合数だが、レギュラーツアーの優勝も狙いたい」(豊永選手)

豊永選手、堀選手のふたりはこの日、田中社長より契約記念ジャケットを贈呈された。ジャケットを身に着けたふたりは「いいプレーをして、しっかり東芝をアピールできるようがんばりたい」(豊永選手)、「グローバル企業である東芝に所属できてうれしい。早く、初優勝したいです」(堀選手)と、喜びと意気込みを語った。

プロ4年目となる豊永選手は「最低でも2勝したい。限られた試合数だが、レギュラーツアーの優勝も狙いたい。オフシーズンは体幹を鍛えるトレーニングをしてきたので、きっちり調整できていると思う」と抱負を語った。

一方、プロ転向したばかりの堀は、今シーズンがフル参戦1年目。「オフの間はタイで合宿して準備しました。年間を通して参戦するのは初めてなので、オンとオフの使い分けや試合中もトレーニングをして、体力を強化したいです」と10代での優勝を目標に試合に取り組んでいくことを明かした。

「オンとオフの使い分けや試合中もトレーニングをして、体力を強化したい」(堀選手)

ほか、スマートフォンとも連動するという同社のリストバンド型の活動量計「アクティバンド」を身に着けてきた豊永選手は「歩数などは今まで記録したことがなかったので、参考になる。色の種類があるのもウェアにも合わせやすくていいですよね」と女性ならではの視点でコメント。睡眠をしっかり取るように心がけているという堀選手は「睡眠時間を管理できるのがいいな、と思います。着けていてもフィットしていて、気にならない」と使用感の良さを話した。

最後に、両選手は「私の持ち味は攻める、強気のゴルフ。上位、優勝を目指して頑張りたい。優勝してジャケットを着れるように」(豊永選手)、「初めてのツアー挑戦で、小さいころから夢だったツアー優勝できるように頑張ります!」(堀選手)と、それぞれ笑顔で強い意気込みを語っていた。

田中社長より契約記念ジャケットを贈呈された豊永選手(左)、堀選手(右)