オウチーノ総研は24日、「天職」に関する実態調査の結果を発表した。調査期間は2月10日~17日、対象は20~69歳の就労している男女1,106名。

天職だと思う理由は「楽しい」「あっている」が最多

「今の仕事は、自分にとって『天職』だと思うか」という問いに対し、「そう思う」と回答した人は17.4%、「まぁまぁそう思う」が37.5%と、約半数が「天職」と感じていることがわかった。

「今の仕事は、自分にとって『天職』だと思うか」

年代別に見ると、年を重ねるごとに「天職だと思う」割合が増加しており、60代では65.5%が「天職」と回答している。

年代別

「天職」だと思う理由は、「仕事をしていて楽しいから」60歳/男性)、「好きな仕事だから」(26歳/女性)、「人当たりが良いのが営業職に合っている」(47歳/男性)、「定型的な業務内容が性格に合っているから」(32歳/女性)など、「自分に合っている」「楽しい」といった意見が最多。同率で、「やりがいがあるから」、「長く続けてきたから」、「能力・スキル・資格などを生かせていると思うから」があげられた。

一方、「『天職』だと思わない」と回答した理由としては、「仕事をしていても、楽しみを感じないから」(56歳/男性)、「もっと自分に合う職業があると思うから」(39歳/男性)、「特に仕事にやりがいが見いだせないから」(28歳/女性)などであった。

そもそも天職とは?

「自分が考える天職」については「自分の能力を生かせる仕事」が1位。続いて「自分のやりたいことができる仕事」「やりがいが得られる仕事」「自分の性格にあっている仕事」であった。

年代別に見ると、20代は「自分の性格にあっている仕事」、30代は「やりがいが得られる仕事」、40代~60代は「自分の能力が得られる仕事」と、年代によって「天職」に関する認識の違いが明らかに。キャリアの浅い20代は自分の性格ややりたいことにマッチしているかを重視するが、経験を積んだ50・60代は自分が身につけてきた能力やスキルなどを最大限発揮できるか、仕事に価値を見いだせるかを重視する傾向が見られた。

年代別「自分が考える天職」