日本経済新聞出版社はこのほど、書籍『アメリカと中国 もたれ合う大国』を発売した。著者は米国の著名エコノミストとして知られるスティーブン・ローチ氏、翻訳は田村勝省氏。価格は2,800円(税抜)。
身の丈以上の消費を謳歌するアメリカと、アメリカ向け輸出で高成長を続ける中国。この"危うい共依存"の先には何が待つのか、「壮大なるアンバランス」は解消できるのか。同書は、世界の在り方を決定づける米中関係の行方を、中国やアジアの政治経済関係に詳しいエコノミストの著者が解説する。
内容は、「I 最初は」「II 指導力と権力」「III 緊張」「IV 威嚇射撃」「V 決意」となっている。
著者のスティーブン・ローチ氏は1945年生まれ。イェール大学シニアフェロー上級研究員、経済学博士(ニューヨーク大学)。アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)調査スタッフ、ブルッキングス研究所研究員などを務めた後、1982年、モルガンスタンレーに入社。1991年からチーフ・エコノミストとして同社のエコノミストを統括し、2007年6月に香港駐在のアジア地域会長に就任。著書に『Next Asia』などがある。