日本フードサービス協会は26日、2015年1月の外食産業市場動向調査の結果を発表した。それによると、1月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比5.0%減となり、2カ月連続で前年を下回った。
客単価は前年同月比3.1%増と21カ月連続のプラスとなったものの、客数は同7.9%減と12カ月連続のマイナスとなった。1月は、ファーストフードの洋風が食品への異物混入事件の影響で客数が落ち込み、売上もマイナスとなったため、外食全体の売上も減少した。
業態別に見ると、ファーストフードの全体売上高は前年同月比11.3%減の大幅減となり、2カ月連続の減少。客数は同11.9%減、客単価は同0.8%増となった。このうち洋風の売上は同22.7%減と、東日本大震災直後より大きい下げ幅を記録した。
ファミリーレストランの全体売上高は前年同月比3.0%増と、21カ月連続のプラス。客数は同0.8%減、客単価は同3.8%増となった。
パブ・居酒屋の全体売上高は前年同月比7.6%減と、29カ月連続のマイナス。客数は同6.7%減、客単価は同0.9%減となった。
ディナーレストランの売上高は前年同月比2.2%増と、11か月連続のプラス。客数は同0.2%減、客単価は同2.4%増となった。
喫茶の売上高は前年同月比2.4%増と、5カ月連続のプラス。客数は同2.9%減、客単価は同5.4%増となった。