IDA(アイ・ディ・アクセス)はこのほど、全国の20~49歳の有職女性300名を対象に、「働く女性のライフステージと仕事」に関する調査を実施し結果を発表した。調査期間は1月27日~28日。
働く子持ち女性45.6%が、「結婚・出産を機に仕事をやめたかった」
調査ではまず、「あなたが結婚・出産などのタイミングで仕事をしていくにあたって、あてはまる気持ちをお答えください」と質問したところ、子どもがいる既婚女性の24.8%が「出産を機に仕事をやめたかった」と回答。「結婚を機に仕事をやめたかった(20.8%)」を含めると、「結婚・出産を経て仕事をやめたかった」人は45.6%にのぼり、およそ2人に1人が現実と希望に差を感じている様子がうかがえた。
一方、子どもがいない既婚女性の33.3%が「出産は希望せず仕事を続けたい」と回答。およそ3人に1人が、仕事中心と割り切っていることが明らかとなった。
続いて、未婚女性の回答をまとめた結果、「出産は希望せずに仕事を続けたいと思っている」人は20.8%だった。「結婚・出産を機に仕事をやめたいと思っている」という未婚女性は34.1%と、子どもがいない既婚女性(33.3%)を下回る結果となったが、3人に1人が今後仕事をやめたいと考えていることがわかった。
"素敵な女性"のポイントは「気遣い・言葉遣い・笑顔」
次に、「あなたが思う"素敵な女性"について教えてください」と質問したところ、全体的には「気遣いができる」「言葉遣いがきちんとしている」「笑顔で人と接している」という項目が上位となった。既婚未婚別では、「きちんとした敬語が喋れる」「メイクが使い分けられる」「周囲の男性からの評価が高い」などの項目で、既婚女性よりも未婚女性の方が10%以上高い結果に。未婚女性は「素敵な女性像」のハードルが高いことがわかった。
特に「周囲の男性からの評価が高い」では、既婚者9.8%に対し未婚者19.7%と倍近くの開きがあり、働く未婚女性は「周囲を気にする傾向が強い」ことも伺えた。一方、子どもがいる女性では「笑顔で人と接している(73.7%)」の評価が高い結果となった。