三菱東京UFJ銀行は23日、個人向けインターネットバンキングである「三菱東京UFJダイレクト」をより安心・安全に利用してもらえるよう、ワンタイムパスワードを表示する携帯可能なカード型パスワード生成機の提供を3月15日より開始すると発表した。

昨今、同行を装った偽メールや偽画面により、第三者が顧客のパスワードなどを詐取し、不正に送金を行う事件が断続的に発生しているという。三菱東京UFJ 銀行では、不正送金被害の抑制を目的に、これまで、ウィルス対策ソフト「Rapport(ラポート)」の提供や、利用限度額変更手続きの見直し、テレビCM・新聞広告等による注意喚起、ワンタイムパスワードを生成するスマートフォンアプリ「ワンタイムパスワードアプリ」やコンピュータウィルス感染による被害を低減する「クラウドダイレクト」を提供するなど、インターネットバンキングのセキュリティ対策を進めてきた。

そしてこのたび、スマートフォンを持っていない顧客にも、ワンタイムパスワードで取引きできるように、「ワンタイムパスワードカード」の提供を開始し、セキュリティのさらなる強化を図るという。

三菱東京UFJ 銀行では、今後も顧客に安心・安全にインターネットバンキングを利用してもらうため、より一層セキュリティの強化やサービスの向上に努めていくとしている。