無料公衆無線LAN整備促進協議会は24日、訪日外国人が無料で使用できる公衆無線LANの場所を示す共通シンボルマーク(Japan. Free Wi-Fi)を導入したと発表した。併せて、海外への情報発信に取り組んでいく。
同シンボルマークは、訪日外国人旅行者が無料で公衆無線LAN環境を利用できる場所に対して、視認性を高めるために導入するもの。デザインは、訪日観光を海外でプロモーションする際などに政府の統一シンボルとして使用している「Japan. Endless Discovery」のデザインを活用している。
今後は、利用場所のマップ表示・検索機能を備えたWebサイトの作成(2015年4月開設予定)、官民連携によるホームページなど広報媒体への掲出を実施し、外国人旅行者に対する周知・広報を進めていく。
シンボルマークの掲出基準は、利用者の費用が無料であること(利用手続きの費用も含む)。なお、接続時は無料で、一定期間を過ぎると有料となるものは対象とする。訪日外国人旅行者が簡単に利用でき、初期画面や同意画面がある場合は多言語による案内があること、となっている。申込みは2015年4月1日からWebサイトにて受け付ける。
同協議会は2014年8月設立。総務省と観光庁が連携して、訪日外国人旅行者向けの無料公衆無線LAN環境の整備促進、利用場所の周知、利用円滑化に向けた各種取組を推進している。