東京メトロはこのほど、日比谷線南千住駅で太陽光発電システムによる発電を開始した。屋根上に設置した太陽光パネルで発電を行い、駅のエスカレーター・エレベーター、照明などに使用する。
南千住駅に設置した太陽光パネルは最大出力80kW、年間発電電力量は一般家庭23世帯分に相当する約8万kWhを見込んでおり、年間約42.4トンのCO2排出が削減できるという。発電量が多い場合には、三ノ輪駅など隣接する駅にも供給する。
東京メトロは地上駅屋根上への太陽光発電システム設置を順次進めており、これで日比谷線南千住駅、東西線の西葛西~原木中山間7駅、千代田線北綾瀬駅の合計9駅に同システムを導入したことになる。今後は東西線西船橋駅にも太陽光発電システムが導入される予定で、これが完了すれば東西線地上8駅合計でメガソーラー規模を達成する「東西線ソーラー発電所」計画が完了するという。