4月18日に公開されるアニメーション映画『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』のゲスト声優に、アイドルグループ・HKT48の指原莉乃とお笑いコンビ・日本エレキテル連合が出演することが明らかになった。
『クレヨンしんちゃん』の映画シリーズ23作目となる本作の舞台は、父・ひろしの転勤で、春日部を離れることになった野原一家の引っ越し先・メキシコ。女性がみんなボン・キュッ・ボボ~ンと聞いて喜んで旅立つしんのすけだが、そこには動くサボテンが待ち受けており、一家が動くサボテンの大襲撃に立ち向かう姿が描かれる。
新しい野原家の近所に住むメキシコ人の少女"スマホちゃん"を演じる指原は「小さなころからアニメも漫画も映画もずっと見てきていた"しんちゃん"に出られるなんて最初にお話をいただいた時は信じられない気持ちでした!」と喜びをあらわにし、「今日は本物のしんちゃんにも会えて、芸能界に入って1番感動しました!」と興奮気味。役どころについては「思春期ゆえにクールで無愛想、お年頃で多感な女の子」と説明した上で、「監督にもお年頃な女の子感を出してと言われましたが、ご存じの通りもうお年頃ではないので難しく……。でも、自分なりにがんばりました!」とアフレコを振り返った。
そして日本エレキテル連合は、昨年ブレイクを果たしたネタ「おしゃべりワイフシリーズ未亡人朱美ちゃん3号」のキャラクター、小平市の細貝さん(中野聡子)と白塗りの人形・朱美ちゃん(橋本小雪)の役そのままで劇中に登場。中野は「初めて買ったコミックが『クレヨンしんちゃん』だった私は、それでお笑いを学んだほどです。今回のお話をもらった時はとってもうれしかったけれど、長州小力、波田陽区、小島よしお……とこれまでの声優を思い出すと、うすうすくるんじゃねぇかなと思っていました」と明かした。
さらに、自分たちのキャラクターを見て中野は「2人の比率なんかも合っていてきちんとよく見て描いてくれていてうれしいよ。アフレコは声がしんちゃんに似ているとよく言われるから、彼の声につられないように気を付けたよ」と細貝さんでコメントすると、橋本も「アニメで足を細く描いてもらえてうれしいの!」と朱美ちゃん調で回答。また、日本エレキテル連合との共演について指原は「旬な方と共演できて、私も共に旬なのかな! と勘違いできてうれしいです!」とした上で「今回のお二人のアニメは本当にそのまんま!! いつかもっと"さっしー"の名が売れたら、ぜひ私も"さっしー"役でアニメに出させてもらいたいです! でも、本人役だったら大した役には描いてもらえないだろうなぁ……」と自虐気味に締めくくった。
映画『クレヨンしんちゃん』シリーズは、前作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014年)は興行収入18億円を記録。また、第18回文化庁メディア芸術祭ではアニメーション部門優秀賞を獲得している。
(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2015