武蔵野銀行はこのたび、埼玉県警からの要請に基づき、振り込め詐欺被害未然防止の新たな取組みとして、「預金小切手」を活用した防止策を開始したと発表した。
具体的な取組みとして、高齢の顧客が窓口で多額の現金の引き出しを希望する場合、チェックシートでの確認に加え、「記名式線引預金小切手」の利用を薦め、被害の発生を抑止していくという。
「預金小切手」とは、銀行が支払人として振り出す小切手のことをいい、「記名式」とは、受取人の名前を小切手に記載する方法で、記名された受取人だけが、支払いを受けることができる。このことから、不正に小切手を拾得した第三者に現金化されることを防ぐ効果が高くなるという。「線引」とは、小切手の現金化を銀行と取引のある顧客のみに限定するもの。従って、誰に支払いをされたかが明確になり、被害防止につながるとしている。
「預金小切手による振り込め詐欺被害防止対策」について
開始日:3月1日(日)から(営業日3月2日から)
実施店舗:全営業店(95か店)
実施金融機関:武蔵野銀行、埼玉りそな銀行、埼玉縣信用金庫、川口信用金庫、青木信用金庫、飯能信用金庫、埼玉信用組合、熊谷商工信用組合、埼玉県医師信用組合、埼玉県信用農業協同組合連合会(JAバンク)
同行は、今後も警察署と連携を図り、振り込め詐欺の被害防止に努めていくとしている。