ヤマト運輸は23日、2015年3月末で廃止する「クロネコメール便」に代わり、4月から導入する「クロネコDM便」のサービス内容を決定したと発表した。

新サービスは、内容物を「非信書」に限定した法人向けの投函サービス。契約法人や各種団体、個人事業主向けのカタログやパンフレットといった販促物などを全国へ送ることが可能で、受領印は不要。セールスドライバーによる集荷、もしくは同社直営店から発送が行え、追跡サービスも利用できる。また、内容物の印刷や封入・封かんなど様々なオプションサービスを組み合わせることも可能となっている。

「クロネコDM便」利用までの流れ

利用の際は、事前に「クロネコDM便 お取引申込書」にて内容物の種類を申告し、非信書であるかを確認する必要がある。サイズは、3辺合計60センチメートル、厚さ2センチメートル、最長辺34センチメートル、重さ1キログラムまでとなり、長辺23センチメートル×短辺11.5センチメートル以上から利用できる。

料金は、出荷形態に応じて顧客ごとに決定し、定価額は設定しない。上限金額は164円。なお、同社と契約中の顧客については、4月1日以降も一定の移行期間を設け、期間中は現行の「クロネコメール便」の料金のまま「クロネコDM便」を利用できるようにする。