プラネットはこのほど、消費財にまつわるトピックス「From プラネット」の第6号として、「リップクリーム」に関する意識調査の結果を発表した。
リップクリームの売れ筋は、PB商品!
調査ではまず、唇の乾燥対策に欠かせない「リップクリームの売れ筋商品」について調べたところ、1位はDHCの「薬用リップクリーム1.5g」だったが、以下2位~5位までを、プライベートブランドの4商品が独占。「安価で品質も良く、店頭の目立つ場所に置いてある、という購入のしやすさもあり、多くの方々が利用されている」と調査では推察している。
カスタマー・コミュニケーションズが保有している5,000万人規模の購買履歴データから個人を特定できる情報をすべて取り除き、政府の商業統計が示すエリア分布に合わせて対象店舗を抽出(ドラッグストアで約600万人)、市場の縮図を示す「CAFE」パネルデータを用いて、ドラッグストアでのリップクリームカテゴリにおける2014年10月から12月までの購入個数を集計し、そのリピート率を算出したデータ。以下の調査については1月16日~19日、インターワイヤードが運営するネットリサーチ「DIMSDRIVE」が実施したアンケート「リップクリーム」で4,622人が回答したもの。
リップクリームの意外な使い道とは!?
続いて、リップクリームの使用目的について尋ねたところ、やはり唇の「保湿(93.4%)」と答えた人が大多数となった。そのほか「口紅の下地(11.8%)」や、色付きリップを「簡易的な口紅として(6.5%)」使用する人、唇の「つや演出(6.3%)」としてグロス代わりに使用するという回答もあった。
また、少数派の意見として「鼻の肌荒れケア」や「指のささくれ防止」として使っているという回答のほか、おすすめ使用法をフリー回答で聞いたところ、「イカスミを食べる前に塗ると黒くならない」「エポキシパテやポリエステルパテの離型剤の代用品」「靴の傷隠し」「まつげに塗ると伸びる」など、とてもユニークな回答が寄せられた。
若い女性4割強が「人前でリップ」に抵抗なし
次に、リップクリームを"人前"で塗ることに抵抗があるかどうか聞いたところ、男性の過半数が「抵抗はない(52.1%)」と回答。対して女性は、「抵抗があるので後ろを向くなど見えないようにして塗っている(28.5%)」人や、「抵抗があるので人前では塗らない(26.3%)」という人が多く、「抵抗はない(29.5%)」という女性は3割にとどまった。
今度は、「他人がリップクリームを塗る姿でやめてほしいと思うこと」について調査したところ、特に気にならないという人も多いなか、「会議中や商談中に塗る(21.8%)」や「電車の中などの公共の場で塗る(21.3%)」はそれぞれ2割がやめてほしいと回答。次いで、「上唇と下唇を擦り合わせた後に音を立てる(13.7%)」「しょっちゅう塗っている(12.6%)」「人に塗ってもらう(11.8%)」「唇を突き出して塗る(10.8%)」が1割台で続いた。