小学館女性インサイト研究所はこのほど、『AneCan』『SAKURA』の女性読者182名(平均年齢33.7歳)を対象に実施した、「女性の趣味と暮らし」に関する調査結果を発表した。調査期間は2014年12月1日~31日。
現在熱中していることがある女性、7割
調査ではまず、「今、熱中していることはありますか?」と尋ねた結果、およそ7割の女性に「熱中しているもの」があることが判明。同研究所では、「熱中できる対象のために、メリハリのある人生を楽しむ。そんなライフスタイルを選択する女性」を『熱中女子』と命名し、その生活満足度について調査を実施した。
全調査対象者に「よく笑うほうか?」と質問したところ、「よく笑う」の回答率は「熱中女子(85.4%)」「それ以外(67.3%)」となった。仕事であれ、趣味であれ、子育てであれ、何か熱中することがあるかどうかが、「笑顔のあるくらし= 生活満足度の高さ」に関わっていることが明らかとなった。
「熱中女子」は自分磨きにも積極的
続いて、ファッションやメイク、美容への興味について尋ねたところ、「興味がある」と回答した熱中女子はいずれも9割を超え、人一倍興味があることが判明。趣味はもちろん、自分磨きにも積極的な女性像が浮き彫りとなった。
熱中することがあると「生活にプラス」の効果アリ
次に、「仕事への充実度」について聞いたところ、熱中女子の49.2%が「充実している」と回答。熱中女子ではない人(38.9%)と比べておよそ10%高い結果に。「効率重視の考え方を仕事でも実践している」「ON/ OFFの気持ちの切り替えがうまくなった」「社内で思わぬ人と趣味の話で盛り上がった」など、プラスの効果を実感している人が多く見受けられた。調査では、「何かに熱中しているからといって仕事がおろそかになるわけではないのが、熱中女子の特徴」としている。
また、子育てについても、熱中女子の69.6%が「満足している」と回答。「それ以外」の人の39.2%を約30%も上回る結果となった。
熱中するものがあって「幸せ」という人からは、「社会人になってからサーフィンデビュー。友達も多くでき、好きが高じて、海の近くに引っ越しました」(会社員28歳)、「仕事と子供のお迎えの間にヨガ教室に。自分の時間があることで精神的に自立していられます」(専業主婦26歳)、「フラワーコーディネーターの資格をとり、家で友達に教える週末が楽しい。今は会社員ですが、本業にしようと転職を考えています」(会社員33歳)といった声が寄せられた。