阪神電気鉄道・神戸高速鉄道は甲子園駅改良工事において、2月21日の上り(梅田・大阪難波方面)ホーム供用開始に続き、3月14日から下り(神戸三宮方面)ホームも供用開始する。
甲子園駅では、阪神甲子園球場の玄関口にふさわしい快適で使いやすい駅をめざし、ホーム拡幅とエレベーター整備、駅舎改築やコンコース拡張などの改良工事が行われてきた。3月14日の下りホーム供用開始に続き、21日からは下り降車専用ホームならびに同ホームと西改札を結ぶエレベーターも供用開始され、甲子園駅のホーム拡幅工事は完了する。
今後も引き続き駅改良工事を進め、年内にはホーム中央付近への大屋根設置が完了し、西改札口のエスカレーターも供用開始される予定。2015年度末には、上下線ホームの東改札側のエレベーターも供用開始となる見込みだ。竣工は2016年度末頃とされている。
また、阪神電気鉄道は兵庫県が進める都市計画事業「阪神本線西宮市内連続立体交差事業(鳴尾工区)」において、3月14日始発から甲子園~武庫川間の下り線(神戸三宮方面行)を仮線から高架に切り替えることも発表。高架化により6カ所の踏切で遮断時間が短縮されるという。この事業では2016年度の上り線高架切替え、2018年度の事業完了をめざしている。