俳優の市原隼人主演で、三池崇史監督がメガホンをとった映画『極道大戦争』(6月20日公開)のメインビジュアルが19日、公開された。「噛まれたら、みんなヤクザ」のコピーにふさわしく、全キャラクターが見事な「ガン飛ばし」を披露している。

映画『極道大戦争』のメインビジュアル

本作は、三池崇史監督が自身の原点回帰と位置づけ、初心に戻って挑んだという意欲作。ヤクザヴァンパイアにかみつかれた人間は、次々にヤクザ化してしまうという完全オリジナルストーリーを作り上げた。極道の世界に入ったものの、敏感肌で刺青が入れられない悩みを抱え、闘いの運命に巻き込まれていく主人公を市原が演じる。

最強伝説をもつヤクザヴァンパイアの組長・神浦(リリー・フランキー)に憧れて極道の世界に入った影山(市原)は、刺青もなく、若衆止まりの半端者。理想とはほど遠い現在のヤクザ社会で、退屈な毎日を送っていた。ところがそんなある日、神浦の命を狙う刺客たちが次々と現れ、神浦は死闘の果てに命を落としてしまう。神浦の遺志を継ぎ、ヤクザヴァンパイアとなった影山は、刺客たちとの闘いの中で覚醒していく。

謎のカエルキャラクターがメインビジュアルに登場

メインビジュアルでは、市原が鍛錬された美しい筋肉と小麦色に輝く肉体を披露。ヤクザヴァンパイアの宿命を背負った恋人の行方を心配する杏子を演じた物憂げな成海璃子に加え、鬼の形相をした組長役のリリー。男装でアニキ肌を感じさせる若頭役の高島礼子ほか、青柳翔、渋川清彦、ピエール瀧、でんでんらが静かにガンを飛ばす。

そして、もう一面のビジュアルでは謎のカエルキャラクターが登場。「ヤクザなんてだいきらいだ。by KAERUくん」とのメッセージから、どうやらヤクザの天敵らしいことがうかがわれるが、果たして劇中でどのような役どころなのか、注目が集まる。

(C) 2015「極道大戦争」製作委員会