マイボイスコムはこのほど、ノンアルコールビールに関する調査結果を発表した。同調査は1月1日~5日、同社のアンケートモニターを対象にインターネットで実施し、1万1,188人から有効回答を得た。

「ノンアルコールビールの飲用頻度」

まず「ノンアルコールビールの飲用頻度」を聞いたところ、飲用者は3割強となった。飲用者の中では「月に1回未満」と回答した人が最も多く、17.9%を占めている。

性・年代別に見ると、男性や高年代層で飲用者が多い傾向が見られた。銘柄別に見ると、「キリン フリー」主飲用者では「月に1回未満」が他の層より多く、頻度が少ない人が多い。また、「バーリアル 3つのフリー」「キリン 休む日のAlc.0.00%」主飲用者では「ほとんど毎日」が各1割と、頻度が高い人が他の層より多くなっている。

「ノンアルコールビールを飲む理由」

そこで飲用者に「ノンアルコールビールを飲む理由」を聞いたところ、「車を運転するときでも飲める」が最も多く、39.8%を占めた。次いで、「お酒が飲めなくても、お酒を飲む気分を味わえる」が22.4%、「おいしい」「お酒が飲めなくても、お酒を飲む場に参加しやすい」「酔っ払いたくない」が各2割弱で続いている。また、「おいしい」は低年代層、「車を運転するときでも飲める」は男性高年代層で多い傾向が見られた。

続いて「ノンアルコールビール選定時の重視点」を聞いたところ、「味」(67.2%)のほか、「ビールに近い」「価格」「のどごし」が各3~4割で上位にあがった。銘柄別に見ると、「オールフリー」「キリン 休む日のAlc.0.00%」主飲用者では「カロリー」が他の層より多い。また、「バーリアル 3つのフリー」主飲用者では「価格」が最多となった。

「ノンアルコールビールの飲用場面」については、「夕食時」が36.6%で最も多かった。次いで「車を運転するとき」(24.9%)、「お風呂あがり」「飲み会」が各1割強で上位となっている。男性50代以上では、「車を運転するとき」が最多となった。女性20代では、「飲み会」の比率が他の年代より高くなっている。

一方で「今後ノンアルコールビールを飲みたいか」を聞いたところ、飲用意向者は21.0%にとどまった。飲用意向者は「ノンアルコールビールを飲まない」人では3%、「月1回未満」の飲用者では4割強、「月2~3回以上」の飲用者では8~9割を占めた。また、「オールフリー」「サッポロ プレミアム アルコールフリーブラック」主飲用者では7割強と他の層より高くなっている。

「直近1年以内に飲んだノンアルコールビール」

最後に、「直近1年間に飲用したノンアルコールビール」を聞いたところ、「オールフリー」「キリンフリー」「ドライゼロ」が上位3位となり、各4~5割ほどを占めた。また、「キリンフリー」「キリン 休む日のAlc.0.00%」は過去調査結果と比べて減少傾向となっている。

性・年代別に見ると、男性30・40代では「ドライゼロ」、女性では「オールフリー」が1位に選ばれた。地域別に見ると、北海道では「サッポロ プレミアム アルコールフリー」がやや多くなっている。

上位3位の銘柄が支持された理由として、「オールフリー」には、「おいしい。数ある中で最もビールに近い味がする」(男性56歳)、「ビールの味ではないが甘くないおいしい炭酸ジュースだと思えばおいしい」(女性34歳)などがあがった。

「キリンフリー」には、「ビールと変わらない味で、グラスに注いでも見た目は同じなので、アルコールを飲めない自分でも飲んだ気分になれる」(女性47歳)、「以前に比べて、味わいやのどごしがビールに近づいてきたから」(男性43歳)などの声が寄せられた。

「ドライゼロ」には、「アルコールが入っているかのような味。苦味もちょうど良いですしスッキリ感がある」(男性49歳)、「ノンアルコールなので、昼間の気分転換したいときや、車の運転するときなどにも良く、切れ味も良く飲みやすい」(女性39歳)などがあがっている。