1994年からフジテレビ系列で放送されている「めざましテレビ」(毎週月~金曜日 5時25分~8時放送)。朝はこの番組を見てから出勤や通学するという人も多いのではないでしょうか。その「めざましテレビ」のセットを作ったフジテレビの美術デザイナーが、何とマンションのモデルルームを手がけたという情報が。一体どんなお部屋になっているのか、モデルルームにおじゃましてきました。
「住まい」に遊び心を!
今回フジテレビの美術デザイナーがコラボレーションしたのは、サンケイビルが3月に発売予定の新築マンション「ルフォンリブレ浜松町 キャナルマークス」。まずは全体をお見せしましょう。
部屋の間取りは1LDK、広さは37.74平方メートルです。室内は「めざましテレビ」の世界観が如実に再現されていますね! それもそのはず、このお部屋はスタジオセットのイメージを保ちつつ、ポップで若々しいアレンジを加えたものなのだそう。
フジテレビ美術制作局長 後藤正行さんは、このモデルルームについて「番組・イベント等で様々な空間を創出しているテレビ美術デザイナーの豊かな発想で創り出す生活空間で、人々の憧れを満たす個性的なライフスタイルに繋がれば」とコメントしています。
磁石でくっつく壁面収納
テレビがある壁には、大小様々、色もとりどりの箱が設置されています。ポップな印象を与えるこの箱は、収納家具として使うことも可能。扉付きの大きな箱は壁面に固定されており、ある程度重量があっても大丈夫。小さい箱は全て磁石で壁にくっついているので、取り外してレイアウトを自由自在に変えられます。
オリジナル家具もセッティング
室内の家具も、「めざましテレビ」らしさがあふれています。曲線と脚部が特徴のこのテーブルは、実際にセットで使われているテーブルを再現したもの。このテーブルの前に立てば、アナウンサーの気分が味わえるかもしれません。
ソファーやベッドもオリジナル品。番組セットのイメージそのままの、柔らかい印象を与えるアイテムです。ベッド側の壁には、ものを置ける棚や収納ボックスが。入り口側にはクローゼットとまたまたポップな箱をモチーフにした壁面収納が備え付けられています。1LDKながら収納スペースが充実しているので、物が多い人にも一安心ですね。
キッチンまで「めざまし」らしさを追求
玄関を入ってすぐのところにあるキッチン。一人暮らしには十分な広さのシンクとキッチン台です。曲線を描くキッチンの壁や、水玉模様がかわいらしい収納戸もオリジナル。ポップなお部屋を見ながら楽しく料理ができそうです。
また、このモデルルームにはいろいろなところに「めざましテレビ」のキャラクター「めざましくん」が隠れています。見学に来たときに、「めざましくん探し」も楽しめます。
この物件を案内してくれたサンケイビル 住宅事業グループ 住宅企画部 課長 西本昌志さんに、この物件を作る上でのエピソードを伺いました。
西本さん「このモデルルームは、フジサンケイグループとして新たな情報発信ができないかということでスタートした企画です。部屋を作るに当たっては、美術デザイナーさんのイメージ図を再現する必要があったのですが、曲線が多くて難しかったですね。また、テレビのセットと異なり、マンションでは法規制をクリアーしなくてはならないなど問題もありました。(実際に完成したモデルルームは)『めざましテレビ』の世界観をリアルに再現できていると思います」
場所は東京都港区海岸2丁目 6-14。「めざましテレビ」のお部屋は、希望すれば実現することがきます(別途申し込みが必要)。また、「壁のボックス収納だけを取り入れたい」「テーブルだけほしい」など一部分のみの導入も相談にのってくれるそう。「めざましテレビ」のお部屋に住みたい人は、見学に行ってみてはいかがでしょうか。