クロス・マーケティングは、首都圏(1都3県)に在住する20歳~64歳の男女を対象に、「長時間労働に関する調査」を実施した。調査は2月7日~8日にかけて行い、600件の有効サンプルを集めた。
月の残業日数の最多回答は「約1~5日」
月の残業日数について尋ねたところ、「約1~5日」が29.2%で最も多かった。性年代別に見ると、男性30代の「約16~20日」と、男性40代の「約11~15日」がともに21.3%で、他の性年代の割合よりも高くなっている。
次に、月の残業時間について聞くと、最も多い回答は「約1~20時間」だった。性年代別に見ると、「約101時間以上残業」している層は男性30代が6.3%、男性40代が7.1%となっている。女性でも20代の3.9%が101時間以上残業しているなど、超長時間労働の現状が浮き彫りとなった。
約半数が「残業時間を減らしていきたい」
今後、自分の残業時間をどうしていきたいか尋ねると、「残業時間が増えてもかまわない」は12.9%に留まり、全体の50.1%が「残業時間を減らしていきたい」と答えた。「現状の残業時間のままで良い」は37.0%で、大多数の人が現状の労働時間に不満を持っていたり、改善したいと考えているようだ。