日本政府観光局(JNTO)は18日、2015年1月の訪日外国人数(推計値)が前年同月比29.1%増の121万8,400人となり、1月として過去最高を記録したと発表した。100万人を超えたのは11カ月連続となる。
これまで豪州や東南アジアを中心に、スキーや冬のイベントといった「スノーリゾートとしての日本」を宣伝してきたことや、ビザの緩和、消費税免税制度の拡充、円安による日本旅行の割安感などが好影響を与えた。
国・地域別に見ると、韓国と豪州が単月として過去最高を更新したほか、中国、台湾、香港、タイ、米国、フランスなどで1月として過去最高を記録した。
韓国は前年同月比40.1%増の35万8,100人で、1964年の統計開始以来、全市場を通じて初めて単月として30万人を突破した。2014年12月以降にLCCの新規就航や増便が相次いだことが伸びに繋がったという。
台湾は前年同月比10.2%増の21万7,000人で、2013年2月より24カ月連続で各月の過去最高を更新。中国は同45.4%増の22万6,300人で、1月として過去最高となった。香港は同38.1%増の8万7,700人と、大幅に増加。豪州はスキーリゾートの需要が好調で同30.1%増の4万8,600人と、単月として過去最高を記録した。