ソニーは17日、2014年9月に発表した透過式メガネ型ディスプレイ「SmartEyeglass」(スマートアイグラス)を、アプリ開発者向けに提供すると発表した。日本、アメリカ、イギリス、ドイツにて、3月10日に発売する。
SmartEyeglassは、テキストや画像などの情報を視界に重ねて表示できるメガネ型ディスプレイ。加速度、ジャイロ、コンパス、照度センサーやマイクを備え、419×138ピクセルの映像をメガネ型ディスプレイに表示できる。NFC対応のタッチコントローラや約300万画素のカメラも搭載し、現実世界に情報を付加するAR(拡張現実)機能により、製造現場での作業指示や警備現場での事故情報表示など、業務用途での活用が見込まれる。
Android 4.4以降の端末とBluetooth 3.0もしくはIEEE802.11b/gで接続でき、今回日本、アメリカ、イギリス、ドイツのアプリ開発者向けに、デベロッパ版「SmartEyeglassDeveloperEdition」を発売する。法人であればフランス、イタリア、スペイン、ベルギー、オランダ、スウェーデンでも購入可能。また、2016年には一般ユーザー向けの提供も目指す。
同社は「SmartEyeglass Developer Edition」の装着感や表示、アプリのデモンストレーションを体験できる実機展示も実施。2月27日から3月8日までソニーストア名古屋で、3月11日から約2カ月間ソニーストア店舗(銀座ソニーショールーム、ソニーストア大阪、ソニーストア名古屋)で展示する。
税別価格は、日本が100,000円、米国が840ドル、英国が520ポンド、ドイツ含むその他が670ユーロ。