長崎県長崎市の新地中華街や中央公園などで、約1万5,000個の中国提灯(ランタン)が街を彩る「2015長崎ランタンフェスティバル」が行われる。期間は2月19日~3月5日。
風神や雷神など、様々なオブジェが各所に登場
同イベントは、長崎新地中華街の人たちが中国の旧正月(春節)を祝うとともに、街の振興のための行事として始めたもの。もともと「春節祭」として長崎新地中華街を中心に行われていたが、その後拡大し現在では長崎の冬を彩る一大風物詩となっているという。
期間中は約1万5,000個もの中国提灯や、「八仙渡海」、「阿吽」、「富貴財宝」などの新作オブジェ、干支のメインオブジェ、「馬上関羽」、「孔子」、「曹操」、「風神」、「雷神」などの大型オブジェが市内各所に登場。
また、皿回しや武術、アクロバットなど中国の伝統的なショー「中国雑技」や、極彩色の衣装と中国独特の打楽器だけを使うアクロバティックな踊り「中国獅子舞」、唐人服をまとった龍衆が約20mの龍体を操る「龍踊り」、清朝時代のお正月に皇帝・皇后がそろって町中に出掛け、民衆と一緒に新しい年を祝う様子をイメージして創作した「皇帝パレード」が行われる。
そのほか、胡弓演奏家によるステージや、長崎に入港した唐船の乗組員たちが江戸時代に実際に行っていた行列を再現した「媽祖行列」、民謡と太鼓に合わせて踊る沖縄の伝統舞踏、「エイサー」なども披露。「手作りランタンコーナー」や、7箇所のチェックポイントのうち5箇所のスタンプを集めると、ホテル宿泊券や長崎の特産品などが抽選で当たる「会場周遊スタンプラリー」といった体験イベントも用意されている。