玩具大手の米Mattelは13日(現地時間)、GoogleのVRヘッドマウントディスプレイ・プラットフォーム「Google Cardboard」を採用した新しい「View-Master」ビューワーを発表した。今年秋に発売する予定。
View-Masterは1939年に最初のシステムが登場した歴史のある写真ビューワー玩具だ。リールと呼ばれる写真フィルムを並べた円盤をビューワーに入れると写真が立体的に表示される。Google Cardboardをベースとする新しいView-Masterビューワーでは、View-Masterアプリを入れたAndroidスマートフォンをビューワーに装着する。リールの形をしたディスクを使ってコンテンツを選択すると、360度パノラマ表示で自然、宇宙、都市などを楽しめる。リールのマークが置かれた場所に移動したり、解説を表示させるなどインタラクティブな操作が可能。デジタル時代のView-Masterは、写真フィルムを用いたこれまでのView-Masterとは全く異なるシステムになるが、立体的な表示で子供たちを惹きつけるという点では変わらない。
価格はビューワーが29.99ドル。宇宙、スペースシャトルツアー、クラシックView-Master画像などを体験できるサンプル・リールが同梱される。リール・パックは14.99ドル。自然、冒険といった4つのテーマが1セット になる。