KAT-TUNの亀梨和也と入江悠監督が11日と12日、愛知と長野の2カ所で映画『ジョーカー・ゲーム』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつを行った。
スパイの役柄に合わせて、イベントのテーマは"潜入"。11日の長野・松本シネマライツでは、警備員に扮して劇場に潜入した。警備員の制服に身を包み、メガネ、付けひげで変装した亀梨は、何食わぬ顔で観客の前に登場し約10分間、誰にも気付かれることなく任務を全う。ネタばらしされると会場は驚きの声に包まれ、登壇した亀梨は「こんな舞台あいさつは初めてです。こっぱずかしいです」と心境を伝えた。
あいさつ後は観客と一緒に映画を鑑賞し、「常々、僕がお願いしていた願いがかないます」と感慨深げな亀梨。「映画祭以外でお客さんと映画を見るのは初めてです」と語り、「最後のエンドロールは感慨深かったです。こんな大勢の方が参加している作品で、自分が頭に名前を出してお仕事させてもらっているのは、支えてくださっているみなさんのおかげだとあらためて強く感じました」と周囲への感謝をにじませた。なお、12日の愛知・ミッドランドスクエアでは、亀梨が場内アナウンスで観客を迎えるサプライズが実施された。
両日の舞台あいさつでは、観客から寄せられた質問に2人が答えるコーナーも。英語や中国語を操るスパイを演じた亀梨は、一番難しかった言語を聞かれると「中国語が一番難しかったです。言われたとおり、聞こえたとおりにやっていると思っているんだけど、中国語の先生にNGを出されました」と苦労を明かす。撮影が大変だったシーンについては、入江監督が「亀梨さんと深田(恭子)さんのいちゃつくシーンは難しかったです。予定では1日で撮る予定が、僕が照れちゃって2日かかりました」と告白すると、亀梨は「長い英語のセリフをせっかく覚えたのに、土壇場で変更された時は『え!?』ってなりました」と笑いを誘った。
松本シネマライツで4回、ミッドランドスクエアで5回の計9回の舞台あいさつを行った2人。亀梨は各回で、「男女、世代を超えて楽しんでもらえるエンターテインメント作品になったので、まだまだ、たくさんの方々に劇場に足を運んでもらい、みなさんの手で作品を大きく育んでもらいたい」と作品に対する思いを熱く語っていた。