ソニーは、ランニング時のログ記録や心拍数に合わせた音楽再生などが行える新デバイス「Smart B-Trainer(スマートビートレーナー)」を3月7日に発売する。価格はオープン、推定市場価格は税別27,000円前後。

Smart B-Trainer

Smart B-Trainerは、耳にかけて使用するウェアラブルデバイス。心拍数や走行ルートなどのランニングログの記録に加え、心拍数とリアルタイムに連動した音楽再生したり、音声アドバイスを受けたりすることができる。

ランニング時には、同デバイスのみでの使用も可能だが、デバイスに転送した楽曲再生に機能が限定される。ランニングログの管理、心拍数とリアルタイムに連動した音楽再生、トレーニングメニューの設定など、機能を最大限に活かすためには、スマートフォンおよび専用アプリ「Smart B-Trainer for Running」が必要になる。

心拍数と連動した楽曲の自動再生では、事前に設定したユーザープロファイルと目標心拍数をもとに、ランナーのそのときの状況にあわせた楽曲を流してくれる。たとえば、目標に対して心拍数が高い場合に遅いテンポの楽曲を再生、低い場合には早いテンポの楽曲を再生する。そのときの気分で楽曲のテンポを調整することも可能。

トレーニングメニューは、専用アプリで、目的やレベルに応じたものを設定する。メニュー選択後にデバイスにBluetoothで転送することで、すぐにトレーニングが開始できる。トレーニングメニューは、複数用意されており、マラソン解説やランニングコーチとして知られる金哲彦氏が監修したものとなる。発売開始時には、「経験ゼロ→30分走れるようになりたい」「ダイエットしたい(屋外編)」など、初心者向けのメニューとなるが、今春、今夏をメドに、フルマラソンを目指す中・上級者向けのメニューも提供する。

トレーニング終了後は、ランニングログを専用アプリに転送することで、その日の成果を可視化して確認可能。累積記録、ベスト記録、推移などをグラフ等で見ることができる。

専用アプリで成果を可視化

なお、同デバイスは、6種類のセンサーを搭載し、心拍数、消費カロリー、距離、時間、スピード、ペース、ピッチ、歩数、ストライド、走行ルート、高度の11種類のランニングログの計測・記録する。16GBの内蔵メモリを搭載し、MP3で約3600曲の楽曲を転送が可能。楽曲の転送はパソコンを利用する。また、IPX5/IPX8相当の防水性能も備える。対応するスマートフォンおよびOSは、Android 4.1以降を搭載したカメラ搭載スマートフォン、iOS 7以降のiPhone/iPod。