ソニーは2月12日、スポーツデバイス&アプリ「Smart B-Trainer(SSE-BTR1)」を発表した。発売は3月7日。価格はオープンで、推定市場価格は27,000円前後(税別)。

「Smart B-Trainer(SSE-BTR1)」

SSE-BTR1は、ヘッドホン一体型のスポーツ用音楽プレーヤーに各種センサーを組み込んだウェアラブル製品。トレーニング、とくにランニングをサポートするためのデバイスだ。

内蔵されているセンサーは、心拍、GPS、加速度、ジャイロ、電子コンパス、気圧の6種類。これらのセンサーによって、ランニング時の消費カロリー、走行距離、時間、スピード、ペース、ピッチ、歩数、ストライド、走行ルート、高度を計測できる。

スマートフォン用のアプリ「Smart B-Trainer for Running」が用意されており、各種トレーニングメニューを使用できる。同アプリは、Google PlayおよびApp Storeよりダウンロード可能だ。

アプリでは、走行距離やタイム、脂肪燃焼や体力向上などの目標を決めてトレーニングする「ベーシックメニュー」、プロのランニングトレーナーなどが作ったトレーニング用の「プレミアムメニュー」が提供される。プレミアムトレーニングメニューを監修しているのは、ナイキのランニングアドバイザー金哲彦氏。SSE-BTR1には、リアルタイム音声フィードバック機能も装備されており、トレーニング中に金哲彦氏の音声コーチングを受けることができる。

「Smart B-Trainer for Running」。プレミアムトレーニングメニューは、ナイキのランニングアドバイザー金哲彦氏監修

心拍トレーニング連動再生機能も搭載。ダイエットには低めの心拍数でのトレーニング、持久力向上には高めの心拍数でのトレーニングといったように、心拍数をコントロールすることでより効果的にトレーニングを行える。心拍センサーの測定結果が目標値から離れていた場合、SSE-BTR1は、流す音楽のテンポを自動セレクト。楽曲のテンポに合わせて走ることで、目標の心拍数に近づくようユーザーを促す。

SSE-BTR1の内蔵メモリは16GB。再生可能な音楽ファイルは、MP3、WMA、ATRAC、リニアPCM、AACだ。ヘッドホンはφ9mmのダイナミック型ドライバーを採用。再生周波数帯域は20Hz~20kHzとなっている。

通信機能はBluetoothとNFCに対応。バッテリー駆動時間は、トレーニングメニュー使用時で約3時間~6時間、音楽再生時で約3.5時間~約13.5時間。IPX5/IPX8の防水仕様となっている。また、スイミング用の防水イヤーチップも付属している。

スイミング用のイヤーチップも付属

全4色のカラーバリエーション