お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、日本テレビ系バラエティ番組『ナカイの窓』(毎週水曜23:59~24:54)で約60日間にわたる大掛かりなドッキリを仕掛けられ、11日放送のネタばらしで涙を流した。放送後、ネットでは"中居コースター"が「凄い高低差」「私も乗りたい」と話題になっている。
先月14日放送の「中居を知る人SP」で、ゲストMCを務めたロンドンブーツ1号2号・田村淳は、中居の"ツンデレ"に翻弄される状況を"中居コースター"と表現。ハライチの澤部佑から頼まれた結婚式のお祝いコメントを断りながらも、サプライズで当日に流したり、そのお返しとして受け取ったタオルを捨てながらも、それが番組で笑いをとるための前振りだったり。古くから付き合いのある出川哲朗いわく、このようなエピソードは「中居くんらしい」という。
裏番組への出演が決まったことから、準レギュラーを務めていた同番組を昨年10月に去った山里。裏切り行為ともとれる決断に中居は言葉を失っていたが、山里は「一旦ですよ! 一旦!」と一時的な卒業であることを強調していた。1月から裏番組の放送時間が移動するため、その言葉通り復帰することが決まったのだが、中居は「普通に復帰させても面白くない」と自らドッキリを発案した。
昨年12月、山里の楽屋を訪れた番組スタッフは、中居の要望により山里の復帰が白紙になったと嘘の報告。「単刀直入に言ってしまうと中居さんからNGが出た」と聞いた山里は顔面蒼白。さらに昨年12月18日放送の『スッキリ!!』でもVTR出演した中居がこのことに触れたことから、MCの極楽とんぼ・加藤浩次から「個人的に不義理にしているのに会社のせいにするな」と説教され、山里は思わず泣いてしまったという。こうして、山里は"共演NG"が告げられたまま年を越した。
そして年が明け、『笑ってコラえて!』のゲスト出演というニセ企画でスタジオを訪れた山里だったが、そこに待っていたのは中居をはじめ、陣内智則らゲストMC一同。スタジオが沈黙に包まれる中、中居から「何か言わなきゃいけないことあるんじゃないの」と問い詰められ、山里は戸惑いながらも「いや…本当にあの…。いろいろとご迷惑をお掛けしまして…その…不義理をしてしまいまして…すみませんでした」と謝罪。中居は「お台場のオンエア変わったの?」「変わったらすぐこっちに出るの?」とさらに詰め寄りつつ、「すみません…」と謝り続ける山里を「とりあえずさ…おかえりー!」と笑顔で抱き締め、花束を渡した。
山里は「うわー! マジっすか? マジっすか?」と驚き、「ちょっと…」「うわぁ、マジか…」と安堵の表情を浮かべながら、「とりあえず出れないと思ってたから…」と涙を拭った。放送後、Twitterでは「笑いあり涙あり」「最高」「落差ハンパ無い」「物凄い高低差」「やられた」「ウルウルきた」「やばい」「一緒に泣いちゃう」「降りられない」「素敵すぎる」「私も乗りたい」など、"中居コースター"の虜になった視聴者の声が続出している。