千葉興業銀行は、ちば興銀「経営塾」創設10周年記念事業として、同塾の卒業生を中心に視察団(ちば興銀「経営塾」の卒業生13名を中心に計16名)を結成し、経済成長が著しいベトナムの投資環境調査を実施した。

このたびの視察では、南シナ海に沿って南北に長く延びるベトナムの文化・風土の違いをより理解するため、首都ハノイ(北部)と経済の中心であるホーチミン(南部)の両都市を訪問したという。

首都ハノイでは、同行が業務提携するベトコムバンク本店を訪問し、現地の金融事情や同行が提供する金融サービスを調査。また、ホーチミンでは参加者の関心が高い日系商業施設や工業団地の見学に加え、現地で不動産事業を展開している日系企業による地元不動産事情に関するブリーフィングを開催。さらに、現地の会計事務所では、ベトナムの経済情勢や投資環境の一般的な情報から、法人設立や投資ライセンス取得に関する具体的な内容まで調査を行ったとしている。

参加した塾生からは、「『百聞は一見にしかず』の体験ができ、勉強になった」「活気のある現状を目の当たりにし、さらに興味が湧いた」等の感想があり、たいへん有意義な視察会となったという。

ちば興銀「経営塾」とは、2004年9月に千葉興業銀行の発起により創設された次世代を担う若手経営者を塾生とした任意団体。将来の千葉県経済をリードする事業経営者の育成・創出をめざしている。

同行は外部機関との連携等により、東南アジア諸国(ASEAN)への進出や国際化支援を積極的に展開している。これからも「地域のお客さまのベスト・コンサルタント」となることをめざし、取引先企業の役に立てる情報発信に努めていくとしている。