世界最大のオフィス家具メーカー、スチールケース・インクの日本法人「日本スチールケース」は、メインプロダクトとなるオフィス用チェア「Think(シンク)」のデザインをリニューアルし、4月から販売開始する。
より直感的に反応
2004年に誕生したオフィス用チェア「Think」は、環境配慮設計とシンプルな操作性が支持され、世界的ベストセラー商品となった。
今回のリニューアルでは、この10年間にスマートデバイスの急速な普及によって加速したモバイル化の定着に着目。よりシンプルな操作で身体の動きを直感的に捉え、身体を包み込むような快適性を実現した。
同製品には、体重を感知するメカニズムを取り入れた。座る人の体重に合わせて背もたれの反力を自動的に調整。チェアは身体を動かすような感覚で滑らかに動き、長時間の着席が必要なワークをサポートする。
また、最小限の調節でユーザーの姿勢や体型に合わせて上下左右、前後に自在に動くアームや、スライド可能な座面の奥行調節など、快適な座り心地を追求した機能を多数搭載している。
背もたれにはLiveBackシステムを搭載した。柔軟性の高い背フレームと連結フレクサー、内蔵のスプリングが一体となり、背骨の自然な動きに追従して腰部をサポートする。
また、張り地のバリエーションも豊富に取り揃えた。63種もの張り地から好きな生地を選んで、ユーザー好みのチェアにカスタマイズできる。
チェアの重量の3分の1まで再生材を使用
同社では、耐用年数を過ぎたチェアの再利用と再生を積極的に進めている。新しくなった同製品には、チェアの重量の3分の1まで再生材を使用した。部品は最小限に5分で分解できる設計を実現し、それぞれの素材に適したリサイクルが可能だという。
販売開始は、4月を予定している。参考価格(税別)は、アームなしタイプ10万3,000円、アームありタイプ13万2,500円~16万9,100円、スツールタイプ16万1,200~19万7,800円、アームなし13万1,800円。販売代理店は、内田洋行、くろがね工作所、ワークプレイスソリューションズ。