レノボ・ジャパンは10日、NECパーソナルコンピュータの米沢事業場(米沢工場)で生産する「ThinkPad」シリーズのCTOモデルについて、受注開始を発表した。11日より同社が運営するオンラインショップ「レノボショッピング」から注文可能で、初出荷は2月下旬を予定するという。

今回、「米沢生産モデル」として生産するのは、「ThinkPad X1 Carbon」と「ThinkPad X250」の2機種で、中でも、「レノボショッピング」で販売するカスタマイズモデルに限定される。

レノボは、2012年7月に「ThinkPad」シリーズの一部モデルにおいて、NECPC米沢工場での試験的な生産を表明。同年11月にThinkPad誕生20周年を記念した「ThinkPad X1 Carbon」特別モデルをNECPC米沢工場で生産した実績がある

それから2年以上経過し、いよいよ本格的に「ThinkPad」がNECPC米沢工場で生産されることとなる。国内でのCTO生産により、これまでよりも短納期で出荷できる体制が整うという。

レノボでは、NECPC米沢工場でのThinkPad生産開始に合わせた限定モデル「ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Edition」の販売を発表したが、先行優先予約のみで限定数がすべて埋まってしまうほどの人気を見せた。

生産開始当初は、「ThinkPad X1 Carbon」と「ThinkPad X250」の2機種のみだが、レノボではほかのThinkPadシリーズについても順次CTO生産を拡大する方針だ。