トヨタ自動車と富士重工業は10日、トヨタ「86」・スバル「BRZ」の一部改良をそれぞれ発表した。トヨタ「86」のカスタマイズカー「86 "style Cb"」も新設定される。
新たに設定されるカスタマイズカー「86 "style Cb"」は、トヨタ「86」の基本性能はそのままに、クールで都会的な雰囲気にカスタマイズしたモデル。「GT」グレードがベースとなっており、外観にはノーズを延長した専用フロントバンパー&フロントグリル、楕円形の金属調ベゼルを縁取った専用オーバル形ヘッドランプ、リヤスポイラー(オプション)を装備する。
横バー基調の専用LEDフロントターン&クリアランスランプを装備し、フェンダー部にはトリプルフィンのLEDイルミネーションを採用。外板色では、ロア部に「ニュアンスベージュ」、アッパー部に「デミタスブラウン」を採用した専用プレミアムツートーンペイント(オプション)を設定している。
内装では、「Cb」エンブレム付き専用高級本革巻きステアリングホイール、新意匠のアナログホワイトメーター、インストルメントパネルに黒檀木目調インテリアパネルを採用するなど、上質な室内空間を演出した。価格は、6速マニュアル車が418万582円、6-Speed SPDS(6 Super ECT)車が426万3,055円(ともに税込)。4月23日に発売される。
「86」「BRZ」軽快なステアリングフィールと乗り心地の向上を実現
「86」「BRZ」は一部改良され、電動パワーステアリングの特性変更やボディ剛性の強化などを行い、より軽快で自然なステアリングフィールと乗り心地の向上を実現した。
トヨタ「86」では、センタークラスターやドアグリップなどに高輝度シルバーメタリック塗装(「G」は除く)が施され、「GT "Limited"」の内装色に「タンカラーミックス」(オプション)を採用。8スピーカーとクルーズコントロールを標準装備(「G」は除く)したほか、外板色に新色「ピュアレッド」「アズライトブルー」を含む全7色を設定した。「86」は4月8日に発売され、価格は248万8,909~317万3,237円(税込)。
スバル「BRZ」では、ステアリングホイールスポークやシフトパネルなどにサテンシルバーの加飾を施し、内装質感を高めるとともに、外板色に「ラピスブルー・パール」「ピュアレッド」の2色を新採用。最上級グレード「S」に「クルーズコントロール」と8スピーカーシステムを採用し、「R」グレードをベースとしたカスタマイズ用モデル「R Customize Package」の新設定も行われている。
「BRZ」は4月16日発売。新たに設定された「R Customize Package」の価格は240万8,400~247万8,600円、その他のグレードは255万9,600~300万7,800円(ともに税込)となっている。