日産自動車は10日、高級セダン「ティアナ」の主要グレード「XL」「XV」に衝突回避支援システムを標準装備するなどの一部仕様向上を実施して、19日に発売すると発表した。
今回の一部仕様向上では、衝突回避支援システムとして「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)および「踏み間違い衝突防止アシスト」を、主要グレードの「XL」「XV」に標準装備。あわせて、フロントグリルの一部をピアノブラック調に変更し、より立体的で奥行きのある仕上がりとした。
「エマージェンシーブレーキ」は、フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険性がある場合には警告灯とブザーで衝突回避操作を促し、安全に減速できなかった場合には緊急ブレーキを作動させ、衝突の回避や被害・傷害を軽減するシステム。
「踏み間違い衝突防止アシスト」は、フロントソナーとバックソナーにより障害物と自車との距離を検知し、障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを強く踏んでしまったときに、警告灯とブザーにより警報するとともに、急加速しないように車両を制御、またブレーキを自動で作動させ、衝突を回避や被害を軽減するシステム。このシステムは、約15km/h未満の低速時で前進・後退するときに作動する。
ティアナの価格は、249万9,120円~319万6,800円(いずれも税込)。