ワタミは9日、2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)連結業績の最終損益予想を、従来の30億円の赤字から70億円の赤字に下方修正した。
売上高予想は従来の1,540億円から1,520億円に、営業利益予想は従来の13億円の黒字から13億円の赤字に、経常利益予想は従来の2億円の黒字から25億円の赤字に、それぞれ下方修正。国内外食事業の既存店売上高が前年比6.6%減と計画を大幅に下回ったことや、宅配事業の不振、介護施設の入居率の低迷などが影響した。
併せて2015年3月期の連結決算において、国内・海外外食事業および介護事業の減損損失として11億7,000万円を計上し、その他撤退費用関連費用などを含め、計11億9,000万円を特別損失として計上すると発表。また、従来は1株10円としていた期末配当予想についても無配とすることも決定した。無配となるのは1996年の上場以来、初めて。
2015年3月期第3四半期(2014年4月1日~12月31日)決算は、売上高が前年同期比4.2%減の1,179億8,000万円、営業利益が3億2,500万円の赤字、経常利益が14億2,600万円の赤字、最終損益が56億4,500万円の赤字となった。