アイデムが運営する就職活動サイト「JOBRASS」では、2016年新卒の就職活動学生を対象に「2016年新卒 就活学生意識調査」を実施した。調査は1月21日~23日にかけて実施し、515名から有効回答を得た。
就職活動本格化直前に就職活動を始めてストレスを感じたことがあるか・感じると思うか尋ねたところ、83.7%がストレスを感じていると回答した(「ストレスを感じている」が37.9%、「若干、ストレスを感じている」が45.8%)。
具体的にストレスの理由について聞くと「内定がもらえるか不安だから」(85.6%)が最も多かったが、次に「開始時期変更による不安から」(59.4%)が続いた。就活開始時期繰り下げの影響が、学生に不安とストレスを与えているようだ。実際に「内定がもらえるか不安」という学生に選考期間内に内定がとれるか不安かどうかを尋ねたところ、95.9%が「不安」と回答した。
不安への対策として複数の就職ナビサイトへ登録をしたり、一般の就活セミナーに加えて逆求人型イベントに参加するなど「幅広く様々な手を打つ」という考え方は有効だと思うか聞くと、94.6%が有効だと思うと回答した(「有効だと思う」43.7%、「やや有効だと思う」50.9%)。
実際に「幅広く様々な手を打つ」という事を実践しているかどうかを尋ねたところ「実践している」が23.6%、「今後は実践する予定」が67.6%で、計91.2%が活動の幅を広げていることが明らかとなった。
第一志望の企業よりも早く別の企業で内定が出た場合、どのように考えるかという設問では、「自分にあった企業から内定が来たら就職活動を終了する」と80.8%が回答した。一方、「第一志望の企業の内定を得るまで就職活動を継続する」は13.8%で、第一志望企業への内定より、自分に合った企業を優先する学生が多いようだ。