西鉄貝塚線では先月引退した313形に代わり、天神大牟田線から転籍してきた600形614・664号車が特別仕様のヘッドマークを掲げ、営業運転に就いている。
貝塚線は貝塚~西鉄新宮間を結ぶ11.0kmの路線。2007年に宮地岳線西鉄新宮~津屋崎間が廃止された際、現在の路線名に改称された。貝塚駅で福岡市地下鉄箱崎線、西鉄千早駅でJR鹿児島本線、和白駅でJR香椎線と接続するほか、西鉄香椎駅からJR香椎駅へ、徒歩で乗換えも可能だ。主力車両600形のほか、1編成のみ残った313形も活躍したが、313形は今年1月24日にラストランを迎えた。引退セレモニーでは、313形のブレーキハンドル・レバーハンドルが600形614・664号車へ継承されたという。
600形614・664号車は1966年9月に製造された車両で、大牟田線(現・天神大牟田線)などで活躍した後、2003年7月から救援車900形として運用された。313形の引退にともない貝塚線へ転籍し、ボディカラーも変更されたという。614・664号車が加わり、貝塚線の車両は600形で統一されることに。特別仕様のヘッドマークには、「From Series 313 to No.614(664)」「~思いを継いで~ 614(664)号」と記されていた。