日本銀行とフィリピン中央銀行は6日、フィリピン金融市場の安定性向上のためのクロスボーダー担保取極を締結することに合意した。

同取極により、フィリピンで活動する金融機関は、中央銀行に対して円貨現金を差し入れることで、同中央銀行よりフィリピン・ペソの供給を受けることが出来るようになる。同措置は、邦銀を含めて、フィリピンに拠点を置き、利用資格のある金融機関に対すファシリティの幅を広げるものだという。

同措置は、日本銀行とフィリピン中央銀行による長年に亘る日本・フィリピン両国の金融・経済関係のサポートに対するコミットメントを強化するものだという。

具体的な仕組みについては、準備が整い次第、公表するとしている。