日本たばこ産業はこのほど、2014年1~12月期の「海外たばこ事業実績」を公表した。

「2014年1~12月期 海外たばこ事業実績」

販売数量は減少

財務報告ベースでの自社たばこ製品売上収益は、為替影響により3.0%減の119億1,100万ドル。為替一定ベースでは、3.5%増の127億ドル。調整後営業利益は、堅調な価格・ミックス改善効果により、財務報告ベースで1.1%増の42億5,300万ドル。為替一定ベースでは、13.1%増の47億5,700万ドルとなった。

総販売数量及びGFB(グローバル・フラッグシップ・ブランド)販売数量は、主に市場縮小の影響により、それぞれ4.7%減の3,980億本、2.0%減の2,622億本となった。また、総販売数量におけるGFB販売数量構成比は前年同期比で1.8%ポイント増加し、65.9%となった。

「総販売数量」(CIS+は旧ソ連)

「Fine cut」(消費者が自身で巻いたり作成したりする刻みたばこ)は、GFBが32.7%成長したことにより、数量ベースで11.1%増となった。

「紙巻たばこ」及び「Fine cut」を含む市場シェアは、主要市場である英国、スペイン、トルコ及びフランスにおいて伸長。ロシアでは「ウィンストン」ブランドが貢献し、GFB市場シェアが引き続き伸長した。