広島と東京を結ぶ食文化交流イベント実行委員会は、21日~4月5日に東京都新宿区で、「広島春牡蠣フェスタ2015」を開催する。
牡蠣小屋風の会場で広島産の春牡蠣を堪能
同イベントは、「やっぱり、春カキが一番じゃろ!! 」をテーマに、春牡蠣をBBQスタイル(牡蠣小屋スタイル)で楽しむグルメイベント。
首都圏などでは、牡蠣は冬の味覚として知られているが、牡蠣の一大産地である広島の生産者は「牡蠣は春先の3月から4月までが風味がよく美味しい」とコメントしている。同イベントは、この春牡蠣ならではのぷりぷりした大きな身と味わいを楽しんでもらおうと開催される。
会場には、広島産の春牡蠣を毎日直送。他の食材も合わせ、自分で焼いて楽しむことができる。主役となるメニューは、「広島殻付き春カキ」(1kg1,600円・税込)。磯の香りと牡蠣の旨味が詰まった濃厚かつクリーミーな味わいで、焼いたあとに殻に溜まった汁には牡蠣のエキスがたっぷりしみ出ているため、最後の一滴まで飲み干して味わえるという。
今年の新メニューとしては、西京味噌で漬け込んだ牡蠣を唐揚げにした「広島春カキの唐揚げ(西京味噌風味)」(500円・税込)を用意。また、昨年の同イベントでも販売された、通常の牡蠣の2倍以上のサイズを持つ「広島特選殻付き春カキ」(2個1,000円・税込・数量限定)や、牡蠣の風味がしみ込んだ炊き込みご飯に蒸し牡蠣をトッピングした「春カキのごはん」(450円・税込)、ビールやワインの肴としてもよく合う「広島春カキのアヒージョ」(600円・税込)なども販売する。
翡翠色の稀少な牡蠣「グリーンオイスター」が登場
また、今回初登場のメニューとして、毎年1月~4月頃まで身が緑色になる「グリーンオイスター(塩田熟成牡蠣小町)」を、1個400円(税込)で販売する。広島産牡蠣の中でもとくに稀少な牡蠣のため、当日に届いているものだけの限定販売する。
同牡蠣は、牡蠣の本場であるフランスのマレンヌオレロン地方で「幻の緑牡蠣」と呼ばれるブランド牡蠣。国内で初めて、フランスと同じ養殖環境と方法で育てた牡蠣だという。
海で養殖した牡蠣を、透明度の高い海水と山からの湧き水(清水)が混じった汽水の塩田跡で育てており、牡蠣が塩田特有の植物プランクトンを食べることで、甘味がありまろやかで、緑がかった色の身になるという。
牡蠣以外のメニューも用意
牡蠣だけではどうも、という人に向け、「タラバ蟹焼き」(2,980円・税込)、「たっぷりズワイ蟹のアヒージョ」(800円・税込)、ステーキにフォアグラを乗せて自分で焼いて食べる「自分でロッシーニ風ステーキ」(1,800円・税込)、ボリュームを重視した「やわらか!牛フィレステーキ」(1,000円・税込)など、牡蠣以外の食材に加え、おつまみ類やデザート、酒類、ソフトドリンクも幅広く用意する。一部のメニューはテイクアウトも可能(生の牡蠣などは持ち帰り不可)。
会場は東京都新宿区歌舞伎町2-43 新宿区立大久保公園シアターパーク。席数は268席。全天候型ユニットハウスのため雨や雪、風の日でも利用可能。会期は21日~4月5日。開催時間は平日が11時~21時、土日祝日が10時~21時。ラストオーダーは20時30分。入場料は無料、飲食や物販は有料。BBQ使用料1人200円(税込、未就学児は無料)が別途必要。